ネット検索に頼りすぎることの弊害について
私はなんでも検索するクセがあります。日常的にネットで検索していますが、このクセは諸刃の刃のようなものだと感じることが多くなってきました。
良い面
まず、ネット検索の良い面です。
何かやりたいことがある時に、情報収集に役立ちます。私は、旅行に行く時✈️やご飯屋さん🍚を探す時に、良さそうなお店やスポットをネットで探します。現代人ならSNSなども活用して、多くの人がネットで下調べするのではないでしょうか。
ただ、ネット上には正確性に欠けるものや、主観の強い意見も多々あるので、見極めが難しいし、実際体感してみなければ分からないことが多いです。
悪い面
ご飯や旅行のような、娯楽や楽しみに関する事柄なら、あまり害はない気がしますが、人生に関わる大きな選択に関しては、調べすぎる事は良くないのではと考えています。
(進学、就職、転職、結婚、家を買う、老後資金をいくら貯めるか、など)
理由は、自分の考えや必要なものを見失う危険性があることです。Yahoo知恵袋やTwitterなどで、顔も見えないような人の意見でも、触れていく内に影響を受け、少しずつ記憶していきます。人は聞いた話の内容だけを覚えており、どんな場面で、誰から聞いた知識なのかは忘れることが多いと聞いたことがあります。(この話もどこで見聞きしたか覚えていない!)
自分の思考に、会ったこともない他者の意見が無意識に反映されていって、自分の求めているものが分からなくなる危険性があるのではないでしょうか。
勿論、生きていれば多かれ少なかれ、他者から影響を受けていくのは避けて通れません。
ですが、人生の大事な決断に至るまでの思考も、自分とは違う感性を持っている、知らない誰かの意見を自分の中に落とし込んでしまっているのかもしれないと思うと、安易にネット検索を繰り返すべきではないと考えます。
また、誰かが作った記事やサイトを見て、知ったような気になってしまうことが私は多々あります。
例えば「〇〇〇になるためにはどうすればいい?徹底解説!」のようなタイトルの記事を読むと、書いてあることが全て正しいような思い込みをしてしまうのです。
実際には、記事の中に記載されていない、有効な方法があったとしても、無意識的にその可能性を排除してしまうような気がします。特に、自分の詳しくない分野について調べる時に陥りがちな現象ではないでしょうか。
これでは、知らず知らずのうちに、自分の可能性を削ってしまっているような気もします。
タイトルの「なんでも検索するのをやめたい」に戻るのですが、ネット検索ばかりしていると、知らず知らずのうちに誰かの意見や、社会一般の考え方に染められてしまう可能性があるような気がしています。
自分にとって価値のある、情報を上手に集め、有効な使い方ができるようになって、ネットの情報に振り回されないようになりたいなと思います。