[日記] 半熟卵が美味しいように...
皆が思う無駄とはなんだろう?
洋服において、着ても着なくても、使っても使わなくてもコーディネートとして成立するもの。現代で言えば春夏用のベストや、スカーフやアクセサリー、夏に着るジャケットなどだろうか?
見た目を気にせず必要なものだけを揃えるのであれば、気候に合わせて最善と思えるものだけ買えばいい。でも実際、世の中の多くの人は興味がないと言っている人であっても必要最小限の洋服以外のものがクローゼットにたくさん並んでいる。
なぜだろう??
それは結局、洋服を着るのだからどうせなら少しはカッコよく見せたい。可愛く見せたいと深層心理で思っている証ではないだろうか。
硬くも柔らかくもない半熟卵があれだけ美味しいように、腐りかけの果実が一番甘いように、洋服だってそう。着ても着なくても、持っていなくても困らないものにこそ、洋服の面白さや魅力が詰まっている。
どんな世界でも無駄を楽しむ心の余裕は必要である。
その余裕感こそ洋服をカッコよく、可愛く着れる秘訣だと私は思う。