TSUTOMU TOGASHI
露出的、露悪的、自己中心的で自己満足
子供の頃からブラブラとうろついている。 住む家が変わり、住む街は変わり、友も変わり。 子供の頃から浮足立った様な暮らしの私にとって「変わる」と言う事。 透明な水道水に満たされた一匹のメダカ。 人はそれを綺麗と呼ぶかもしれないが、汚れていた水の方が良い事もある。 「変わる」とは、そう言う感じだ。 沢山の旅をしてきた。 ある人は、大スターにのし上がり。 ある人は、この世を去った。 そして、記憶に無い程の数限りない出会いがあった。 しかし、落ち着く人も場所も何処
問) コロナ禍に於ける私権制限とは、時短営業以外には何があるか?
問1 ) 次の文の空白を埋めよ 自助「 」 共助「 」 公助「 」
稼ぎがあって半人前 勤めがあって半人前 大阪人は賢いなぁ。
オークションサイト。 田舎に相応しくない高層マンション。 バブルの陽炎。 今や1LDKが数十万円。 ノマドで繕い、 わらしべ長者を決め込んだ。 全てが藻屑と消えた今、 コロナの追い風が吹きすさぶ。 リモートワークの泡が弾け飛ぶ
マスクの下で、いつも鼻水を垂れている私がいる。 私の隠れた密かな「秘密」 いつもの毎日。 あなたにそんな「秘密」はありますか?
明日は通院日。 電車に乗って、街に行く。 折角だから、餃子を食おう。 そうして来週まで蟄居しよう。 ひたすら、映画を観よう。 問題は酒だ……。 無いと買うし、有ると飲む。 自堕落とはこの事か。 いや。 問題は酒ではない。 「孤独」を潤す酒がない。 それこそが問題なのだ。
カラカラカラ。 独特の心地よいラチェット音。 イタリアの工芸品。 機能美を追求したフォルム。 数多の選手を勝利に導いたその経歴。 例え、新たなライバルが現れようと その輝きは、くすむ事もなく鋭利に瞬く。 夏のヨーロッパ。 Ales' Ales' Ales'
直線と曲線が共鳴する。 時が立ち止まる。 鼓動が高鳴る。 波は旋律となる。 天に轟く雷鳴はややがて人々を狂わせ、 次第に紅蓮の歓声に変わり、 地鳴りは鼓動となって辺りを埋め尽くす。 やがて訪れる沈黙に、 砂時計は眠りから覚める。 音も無く、サラサラと。
外見で、中身は分からない。 触れても、中身は分からない。 持っても、中身は分からない。 中身を見ても、分からない。 アーワカトル。 名前を聞いても、分からない。
洗いざらしのTシャツが好き 太陽のにおい 潮風の波紋 アスファルトの曲線 月明かりの囁き 長い一日が静かに終わる 短い季節の鼓動が始まる 静かに袖を通す時が好き コートに付いたクリーニングのタグ そっと切り離して ゴミ箱に投げ捨てる 気付かれずに息を吐く 静かに ゆっくり 透明な朝に 飽和した湿度は白煙を立てる
直射する陽の光で巻き上がる地表の湿度は 見えない位の極小さい渦巻きとなり 徐々に徐々に、その自らのエントロピーを吐き出しつつ やがて猛烈な勢いで膨張し始め 制御不能になった身体を持て余す 鈍い重低音は同心円に天空を搔きむしり 吹き荒れる円錐に閉じ込める 錫色の稲妻 紅蓮の雲 全てを破壊し尽くし、洗い流し、静寂は訪れる 永遠に繰り返す、破壊と再生の実験
毎日が時間に追われる日々 タバコを去年に辞めたって 息抜きが苦手になっだけ コーヒーばかりの毎日で カフェインが呟く言葉に助けられ でも、そんな暮らしにも飽きてきた 今はもう、才能や、能力なんて どうでも良くなって ただ、ひたすら惰眠を貪りたい 揺れる琥珀色の木立に、心は優しく弛緩し 立ち昇る水蒸気の匂いに、身体包まれ 凪の静寂に、我を取り戻す やがて、時が動き出す
今日の終わり。 いつも通りの白い朝。 ひとりぼっちの、白い部屋。 夢の前の、白い歯磨き粉。 なんでかなぁ。 いつも分かってるのにさぁ。 消すの、嫌なんだよなぁ。 気紛れに泣く冷蔵庫もさ。
みんなみんな、インド人に産まれたら良かったのに 毎日、カレーが食べれるよ 牛とだって、遊べるよ 映画だって、世界一いっぱい観れるよ 女の人は、綺麗なサリーだって着れるよ 大きなガンジス河で、沐浴も出来るよ ダライ・ラマさんだって、会えるかもよ 核兵器だって、あるんだよ
けたたましい鳴き声の嵐の中 一匹の蛙が叫んでいる 「助けてくれ」 と、叫んでいる みんな当たり前の素振りだけれど 自分だけが沈んで行きそうで 狂う奇声の湿度に弄ばれ 熱帯の夜に沈む また一匹