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カイジ24億脱出編を読む

今年のお盆は本当は7月に先立って帰省した家族と合流し、実家で過ごすはずだったのだか、先に帰省した妻の実家でコロナ感染が確認。さらに同じタイミングで私の母も感染が確認されたので私は帰らす一人で過ごすこととなった(既にみんな回復)。

一人で気楽なんて最初の土日くらいなもので、4日も休みがあると時間を持て余す。本当はTOEICなり、技術士なり少しでも勉強することに使えばいいんだけど、あまり乗らない。溜めてたテレビを見たり、カレーを作ってみたり、ベランダや水回りの掃除をしたりした。

久しぶりに漫画でも読もうと思い、TSUTAYAレンタルへ。本当はスラムダンクかドラゴンボールを改めて読んでみようと思っていたが、結構借りられていた。ワンピースもドレスローザの途中までしか読んで無かったから、じゃあワンピースにしようかと思ったけどこれも結構借りられていたので断念。みんな考えることは同じか、と思いつつ途中までしか読んでない漫画ってあったっけ?と思い返すとカイジが浮かぶ。ワンポーカー編までは前に読んでいたので、その後の24億脱出編を読むことにした(ワンポーカー編は大きなあらすじ以外中身ほとんど覚えてないけど)。以下少しだけネタバレ。

ネットのレビューを見ると賛否両論あるようだけど中身というより作風の変化なんだと思う。とにかく、ワンポーカー編までの命懸けのギャンブルというシリアスな感じに比べ、明らかにファニーな感じが強くなっている(コミカル、というよりファニーの方がしっくりくる。銀シャリ橋本が言うところの"ファニー"だ)。スピンオフのハンチョウやトネガワのテイストが本編に入ってきてる感じだ。おそらく、ルールの決まったギャンブルをやるのはワンポーカーで完結したのだと思っている。だから、その後はエピローグみたいなものという位置づけなのでは。シリアスにしたかったらいくらでもできるけど、それこそ嘘喰いとかウシジマくんみたいになっちゃう。カイジが実家に保険証取りに行くとこなんて、今までの帝愛のイメージからすれば母親人質にして、みたいな展開でもいいと思うし、というかそっちの方が合ってそうだ。そこを、意外に抜けのある帝愛、として描いているのは帝愛側をメインに書きたいという作者の思いもあるのかも。

カイジの面白さをどこに求めているか、で評価は変わってくると思うが、その辺はもう読んでみて、って感じだ。現在10巻まで読んだ。既刊18巻まででまだ続いている模様。18巻までで大きな変化があるのかどうかわからないが、一点だけ希望。今後またシリアスな感じになるのはそれはそれで良いが、チャンとマリオが裏切る展開はやめてほしい笑。

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