ハタチのSAKE PROJECT①出会い編
はじめまして、ハタチのSAKE PROJECTの武田実弓です。
「ハタチのSAKE PROJECT」とは
「ハタチのSAKE PROJECT」(20歳の酒づくりプロジェクト)とは、20歳の5人が"若者に日本酒を飲んでもらう"きっかけづくりを目指すプロジェクトです。新潟県佐渡島の酒蔵「尾畑酒造」が運営する学校蔵で仕込み体験をさせていただいた日本酒について、ラベルデザインなどのプロモーションや販売を自ら行うことにより、若者に日本酒との出会いを通して日本文化をしっかり見つめてもらうこと、さらに若者の多様な居場所づくりに取り組んでいきます。
※現在発売中の「ハタチのSAKE PRPJECTオリジナルボックス」の詳細はこちらから👇
シリーズ第1回の今回は、「ハタチのSAKE PROJECT」が始まったきっかけ、そして私たちがお酒を通して伝えたい思いについて語りたいと思います。
まずは、私たちの出会いから。
私たち5人のつながりは、2021年12月に佐渡に行ったことから始まります。違う大学、違う学部の我々はこの時、それぞれが個別にトラベルサロンに参加しました。
初めての佐渡
一泊二日のトラベルサロン。
私たちの他にも東京から来た大学生や大人たち、そして佐渡交流機構の方たちから成る旅でした。佐渡の金山やカフェなどを巡った一日目は、地元の居酒屋で夜を迎えました。そこで私たちは、佐渡の酒蔵で仕込まれた日本酒と出会うのです。
普段は東京でサワーや梅酒ばかりを飲んでいた私たちにとって、日本酒を飲むのはほとんどはじめてでした。
佐渡の食材と共に楽しむ、佐渡の日本酒。
ゆっくりと温かい酔いをもたらす日本酒は私たちの会話を弾ませました。好きなドラマの話から、みんなの恋愛事情まで。大人も大学生も、東京の人も地元の人も関係なく語り合いました。盛り上がって、笑って、泣いて、数時間とは思えない深くて濃い時間を過ごしました。宿に帰る道では、行きの新幹線で初めて会ったとは思えない"近さ"で、みんなで肩を組んで笑って帰りました。
私たちの❝居場所❞
東京に帰ってからもこの縁は続き、一緒に旅行に行ったり、定期的に飲みにも行く関係になりました。コロナ禍に大学生になった私達にとって、この繋がりはかけがえのないものです。
また、佐渡で出会った大人たちとも東京で度々飲みに行くようになりました。年齢や肩書き関係なく、面白いことについて熱く語り合う瞬間は新鮮で温かい時間です。バイト先や学校でしか大人と関わる機会のなかった私たちに、佐渡と日本酒との出会いが、新しい居場所やこれからの人生にワクワクするきっかけを与えてくれました。
尾畑酒造
そんな風に日本酒が連れてきてくれた縁を楽しんでいた私たちに、また新しい縁がやってきます。佐渡島の酒蔵「尾畑酒造」が日本酒を仕込み、プロモートする機会をくださったのです。
2022年8月15日、もう一度、佐渡へとやってきました。
一週間の日本酒仕込み体験は想像していたよりもきつく、美味しい日本酒の裏に蔵人さんたちの丁寧な作業がある事を目の当たりにしました。さらに、日本酒の背景には私たちが想像していたよりも多くの人・文化・自然の繋がりがありました。米農家さん、麹菌の力、街との繋がりなど様々な人とモノが関わりあい絡み合ってできた日本酒を飲んでいるのだと実感させられました。
私たちが日本酒を通して出会うことのできた新しい居場所や温かい繋がりが、より多くの人に届きますように。
「ハタチのSAKE PROJECT」、始動します。
「尾畑酒造」学校蔵
学校蔵 | 尾畑酒造 株式会社 (obata-shuzo.com)
「Slow Neighborhood」
つながる地域同士の循環経済 | スローネイバーフッド (slow-neighborhood.com)