フィリピン株の口座をBDOで開設する前に知っておきたい3つのこと
どうも、shoheybeatzです。
フィリピン株を初めて1年が経ちました。
私はフィリピンにあるBDO Securities(前BDO Nomura)で口座を開設して、これまで投資をしてきたんですが、
1年間大変お世話になったBDOですが、正直不満なところがあり、別のブローカーを探しているのですが、
私と同じような経験をしなくてもいいように、事前にお伝えしたいと思っていますので
今回はフィリピン株の口座をBDOで開設をする前に知っておきたい3つのことついてご紹介します。
使い勝手が悪いBDOアプリ、遅いリスポンス
フィリピンのSM財閥グループのBDO Unibankは国内最大の資産があり、店舗数やATMの数でもトップで、何度もアワードを受賞している素晴らしい銀行です。
日本語が話せるスタッフによる口座開設やトラブルの際にも対応してくれるジャパンデスクがあり、これまで何度も助けて頂きました。
フィリピン株の投資もその子会社であるBDO Securities(元BDO Nomura)を使って今日までトレードをしてきました。
でも、もしこれまで日本のネット証券でトレードしたことが少しでもある人であれば、BDO Securitiesのアプリやサービスに多少の不満を感じてしまうかもしれません。
例えば、BDO Securitiesでは、PCでのプラットフォームが使いづらく、文字やチャートが小さくてわかりにくいです。
なので私は普段、携帯のアプリを使っていますが、アプリもユーザーIDとパスワードを入力しても、すぐまたログイン画面に戻ってしまい再度入力しないとログインできないことが多々あります。
しかも、注文を入力している最中にタイムアウト(強制的にログアウト)されてしまうことがあり、また再度ログインして注文する必要があったりします。
また夜などの時間帯によってはメンテナンスで利用できないことが多々あり、ただただ不便です。
それにIPOの注文はPCではできますが、携帯のアプリではできなかったり、PCでできる全ての機能はアプリにありません。
それにカスタマーサービスも、電話しても繋がらないことがほとんどで、メールの場合は最低2〜3営業日は返信がありません。
私だけなのかなーと思っていたのですが、最近周りでBDO Securitiesで口座開設をした人が増えてきたので聞いてみると、同じような経験をされてましたし、ネットでアプリやサービスについて同様の書き込みがされていました。
BDOはREITのIPOに対応していない
2020年はフィリピンの不動産価値の上昇により、法律が改正されて、フィリピンで初めての不動産投資信託(REIT)が誕生しました。
Ayala財閥グループの不動産部門であるAyala land corporation傘下のAREITがIPOの際は大変注目されていました。
そして2021年はREITの年と言っても過言ではないくらい、大手財閥の不動産が上場を発表。
今年はDoubleDragonのDDMP REITから始まりFilinvest、 Robinsons land、Vista land、MegaworldなどがIPOを計画しています。
フィリピンのリートについて、詳しくは過去の記事を参照ください。
しかし、残念ながら2021年3月現在、BDO Securities(元BDO Nomura)では、リートのIPOに対応してません。
これには正直、がっかりです。
もちろん、個別銘柄のIPOは対応してますが、リートのIPOに対応してない、ということです。
ちなみにIPOやSRO(株主増資)などがあると、毎回BDO Securitiesからお知らせのメールがきます。
ですので、AyalaグループのAREITが上場したときも、何かしらのお知らせがくるのかなと、毎日首を長くして待っていたんですが、前日になってもそれらしいメールが来ませんでしたので
IPOの公募スタート当日、BDOのプラットフォームでIPOのページを見ましたが、何も表示されてませんでした。
フィリピン証券取引所(PSE)の公式情報ではすでに公募がスタートしているのに、通知がこないし、IPOのページにも何も表示してない。
おかしいと思い、当時BDO Nomura(現BDO Securities)のカスタマーサービスに連絡をしたところ「AREITはまだ対応していない」という返答でした。
そして今回のDoubleDragonのDDMPリートについても、もしやと思い事前に確認したところ「REITはまだ対応してません」との返答が・・,
DDMPについてネットなどでいろいろと調べて、記事を書いておきながら、自分ではトレードできないというなんとも言えない虚しさです。
ネットの情報ですと、どうやら他のBPI tradeやCOLなどのブローカーでは取り引きできるようなんですが、BDOだけはできません。
でも前回AREITもIPOの終了後にトレードができるようになっていましたので、恐らくDDMPリートもそのうちお知らせなどないまま(IPOが終わってから)購入ができるようになっていると思います。
しかし、IPOが終わったらできるのであれば、ぜひIPOの注文もできるようにしてもらいたいものです。
インデックスファンドやETFに対応してない
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動する投資信託のことです。
長期運用を考えるなら、個別銘柄投資よりもリスク管理しやすく、一般的に運用コストが低く設定されているのが特徴です。
しかもフィリピンは今後、経済成長により、長期的に安定したリターンが期待できると思います。
フィリピンにもPSEiなど、様々なインデックスファンドがあるのですが、残念なことにBDOではインデックスファンドに対応してません。
それに、フィリピンのETF(上場投資信託)も同様に取り扱っていません。
もちろん、「いいよ、株式投資だけできれば」という人であればいいのですが、
「フィリピン株式投資がしたいけど、どの銘柄がいいのかわからない」という人や、普段忙しくていちいち銘柄を探すのが面倒だと考える人など、インデックスファンドへの投資の方が向いていると思います。
ですが、残念ながらBDOで取引ができるのは、個別銘柄の株式投資だけとなっています。
まとめ
フィリピンのSM財閥グループのBDO Unibankは国内最大で、何度もアワードを受賞している素晴らしい銀行です。
日本語が話せるスタッフが口座開設やトラブルの際にも対応してくれるジャパンデスクがあり、口座開設など大変便利ですが
その子会社であるBDO Securitiesは証券会社としては、不満な点があるのも事実です。
もちろん、フィリピン株式投資投資が初めての場合、入口としては最適かもしれませんが、株式投資以外も投資したいという人にはおすすめできません。
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