白でも黒でもない。グレーの世界を君は知っているか?
SNS全盛期になってから、目に付くようになっただけかもしれませんが、
白か黒か結論がはっきりした意見が強い印象を受けます。
もっと言えば、その意見に賛成か反対か?
スキかキライか?
自分の仲間か敵か?
なんとなくの印象でおもうのですが、Xなどを見ているとそんな論調が多いと思います。
ホリエモンは嫌い。
だから、ホリエモンが言っている事は、すべて受け入れない。
ヒロユキは好き。
だから、彼の言っている事は受け入れる。
もちろん、それぞれ全部が本当にそうと思っている訳ではないと思うのですが、
SNSで発信する場合は、そんな論調になっているのかもしれません。
でも、もし本当にそんな考え方をしているのであれば、それは凄く勿体ない事だとは思います。
推しが言っている事はすべて良い!
嫌いな印象の人が何を言っても、響かない。
今は良いかもしれません。
でも、10年、20年と長い目で見た場合、その感覚は非常に危険です。
きっと、出世も難しいでしょうし、生きる事がしんどくなってくると思います。
正直、学生時代までは白か黒かとわかりやすい世界でも良いと思います。
ただ、それが社会人になり1年、2年と過ぎるごとに、
白でも黒でもない、グレーな世界がどんどん増えます。
本音と建前
忖度
営業と顧客
自社と他社
いろんなカタチでグレーは出てきます。
でも、グレーゾーンはAという目線から見た場合は正しくて、Bという目線からみたらそうでもない事が世の中には沢山あるからです。
グレーと表現していますが、仕事をしているとあいまいなゾーンが多く出会います。
これが、グレーな世界です。
なぜ、こんな事が起こるのでしょうか?
正しさを追求するなら白黒つけたほうが良いのかもしれません。
でも、グレーなままにしておくことによってお互いにメリットがある事が多かったり、
グレーな内容に白黒つける事には、多大な労力を必要としたり、
昔からの慣習で、いつのまにかグレーになってい物事があったりします。
若い頃は、それが許せなかったり、なんて無能な人達なんだって思う事も多くあります。
でも、自分が年をとって、その立場に関わると、グレーな事が円滑に進める為に必要な事だったと気づく事があります。
正すべき、グレーもあるかもしれません。
でも、何でもかんでも、グレーである事を否定したり、
自分の意見と違うことを認めないままでいると、
将来的には後悔する事がでてくるかもしれません。
だから、グレーな世界はあると理解し、割り切る事も時には大事だと思ってください。
仕事面では、そんな世界があるという事を知っていればOKだと思います。
それ以外に自分が、若い人達に考えて欲しいのは、
嫌いだから全部否定。
Aという事が受け入れられないから、全部否定は損をしますよ。
という事です。
一つが受け入れられないだけで、あとの99個はOKかもしれません。
ここは自分とは合わない。その点に関しては、無視しよう。
でも、この意見は良いことを言っているので自分の参考にしよう。
そういう視点で、物事を考えていったほうが、絶対に成長しますし、
気づきも多くなります。
だから、一つをみて全部を決めないでください。
白でも黒でもなく、グレーで良いと思って、物事を考える事も時にOKというようになっていく事が、
後々の成長に繋がるんだと思ってください。
これは、体験しないと分からない事かもしれません。
身近に体験する方法だったら、SNSで嫌いな著名人でも、
その人の書籍や本業での取り組みを知ると、案外受け入れられる点があるかもと思えるかもしれません。
テレビやSNSの世界だけでは、その人となりはパフォーマンスをしているだけかもしれないので、
本当のところは、わかりません。
簡単に白か黒かで判断すると、損をする可能性がありますよ。
というお話でした。
ちなみに、キングコングの西野さんは、賛否両論が多い著名人だと思います。
私も、ここは受け入れられないなという部分もありますが、
なるほどなと思う事は多いです。
上記2冊は、彼のテレビやSNSの発言だけでは、知り得ない面が見えます。
少し前の書籍なので、図書館でも借りることができるかもしれません。
amazonのマーケットプレイスでは、お安く変えますよ。
少し興味が出るようなら、ぜひ読んで見てください。
私は、読んで良かったなという2冊でした。
どうです?
損をするかもと思ったら、少しは考えてみる気になるのでは無いでしょうか?
白でも黒でもない。グレーの世界を君は知っているか?
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