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35MMのクッキー缶
紙媒体だけでなく、さまざまな製品のパッケージからショップやブランド全体のディレクションまでトータルに魅力的なデザインを創造するグラフィックデザイナー平林奈緒美さん。その仕事ぶりの大ファンだから、先日新宿駅の「イイトルミネ」内にオープンしたクッキーの店「35MM(サンジュウゴミリ)」のパッケージについての平林さんによる投稿にビビッと感応。
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この店のエクステリア、スタッフのユニフォーム、紙袋、直径35mmのクッキーを納める缶まで隅々と平林さんの美意識を行き届くさまを観たくて連休のさなか都内で最も賑わうJR新宿駅を目指しました。スチルカメラのフィルム愛好家としては35mm幅のフィルムが入るこの缶の佇まいにグッと来てしまいますね。
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缶に刻まれたカッチリとした格好いい書体は紛れもなく平林ワールドのチョイス。色合いも良いなぁと見惚れていたら、平林さんが既存塗料に納得できず、自身で配合して生み出したオリジナルだそう。白やグレー、カーキの色味は確かに日本製品にはない、どことなく西欧のセンス、美意識を感じられます。今後は定番に加えて、時季限定のクッキーを提供し、近々では蜂蜜のクッキーを発売。それ用に黄色系の缶を用意する予定だというから、すべて集めたくなっちゃう。都内に出かける際は新宿駅経由になりそうな予感が満々です(笑)。
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今回購入したのは『PLAIN』と『CHOCOLATE CHIP』。食べ終えたら、米粉と豆乳ヨーグルトでバター未使用の、身体に優しいクッキーを焼いて缶にパッキングしたい。その夢想を実現したくて平林さんのデザイン力に背中を押してもらいたかったんですね。
ところで、店では許可をいただき、ライカの M型デジタルカメラ『ライカM-E』でいろいろ撮らせてもらったのですが、まさかの画像記録エラー。初めて遭遇したトラブルに動揺しつつ、発売から12年目を迎えたオールド機の昇天時期がついにやって来たのかと覚悟し始めました。
後日に35MMに触発されてにわかに立ち起こったマイクッキーブームをレポートします。