貝殻でナチュールワインを
アワビの貝殻でナチュールワインを供している人が居ると知って、感化されて真似しました。
近くのビーチで拾った貝殻。周辺海域ではもうこんなに立派なサイズのアワビは獲れなくなったというから、どれだけの時間を海の底に転がり、波や潮流に洗われ打ち上がったのだろう。
内側の真珠層も自然に磨かれ妖しく虹色の輝きを見せています。殻には孔が空いているので、酒器として使うため孔に歯の治療用接着剤を注入して埋め固めました。
初めて注ぐワインは日本橋兜町の「HUMAN NATURE」にて選びました。ドイツ🇩🇪Brand Brosが醸した白『WILDER SATZ PUR( ワイルダーサッツ ピュア 2022)」です。それにしても兜町の裏路地界隈、とても雰囲気の良い酒処と化していたのですね。HUMAN NATURE横のバー「OMUNIPOLLOS」も魅惑の佇まいで今度はこの2軒をハシゴして永代橋に流れてみようかな。
滋味深き果実味と爽やかで穏やかな酸味。蒸す夏の宵にふさわしい一本。よく冷えたボトルを携えて永代橋のたもとへ。
佃島の実家にも近いお気に入りの立ち呑みスポットなのですが、日中の高温で隅田川の水辺は異様な匂いが充満。
これではロマンチックな気分も霧散し、たまらず実家へとエスケープ(笑)。
布団を敷いた脇、畳の上でひとり晩酌です。ボトル正面で殻を両手で持ち、殻の窄まった片口の注ぎ口状の箇所からワインを口へ。酷暑のなか庭手入れ仕事で脱水しきった心身にじんわりと沁み入ってきて、ふだんの安ワインとは別次元の美味しさに陶酔。たまには、こんな贅沢、いいですかね。ほろ酔いで畳にごろ寝。このシチュエーション、ナチュールワイン呑みには最高なのかもしれません。畳呑み、至福です。翌朝は何年かぶりに熟睡し、寝過ごしてしまいました。目覚めて活気湧き上がる感じは、実家と佳きナチュールワインとの同調効果でしょう。
#ナチュールワイン
#貝殻呑み
#HUMANNATURE