澤乃井で昼呑み
一年ぶりに奥多摩へ。昨夏と同様、多摩川沿いにある酒蔵「澤乃井」のレストスペース(売店を併設し、水辺で飲食可能な「澤乃井園」)で昼呑みを楽しみました。近所の酒屋では正月になると澤乃井の樽酒を販売するのですが、ぼくら夫婦は淡麗辛口な美味しさの大ファン。その美酒を猛暑のさなか、清涼感満々の場所であれこれ味わう。しかも昼前から、なんて夢のような憩いです。
昼酒三昧するんですから当然アクセスは電車。群馬の旅に続いて今週は二度目の「呑み鉄」です。葉山の自宅から最寄り、JR逗子駅から横須賀線で東京駅へ。中央線青梅駅で青梅線に乗り継いで沢井駅にて下車。急坂を5分ほど歩き下れば到着です。所要4時間弱と何げに遠いのですが、毎夏の恒例旅になってきて車窓風景も眼に馴染んでくると、精神的な距離感はだいぶ縮まってきた感覚があります。
前回、御嶽山を登ってニホンオオカミをお参りしてからひとりで訪ねたんですが、川を望む席は満席。開店直後、11時前に到着した今回は絶好の席をいろいろ選べる余地がありました。
売店でよく冷えた酒を選んで、肴もいくつか買って着席。川や渓谷と一体になる開放感、料金のリーズナブルさ、気取りのない客層。カジュアルな場で酔いしれる幸せといったら!
水辺というのは理想の呑み処。水面の滲むように白い輝きを眺めて盃を重ねていると、ここは本当に天国ではないかと陶酔していきます。
快楽にひたすら溺れていきたいところですが、あまり、長っ尻は野暮。いろいろな日本酒を安価に試飲できる屋内の「きき酒処」に移ってまたぐびぐび。酒にめっぽう強い妻に合わせたら、ちょっと呑み過ぎちゃいました。少しでも酔いを覚ましていこうと散歩。川向かいの「寒山寺」で鐘をつきまくって葉山に戻りました。
澤乃井園での食事と、きき酒処は支払いが現金のみですからご留意くださいね。売店での酒購入はさまざまな支払い方法が選択できますよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?