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KIT未来ゼミ

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#京都

100年後の京都:Slow Mobilityのまちづくり

Mobilityと言えば、もう10年くらい前でしょうか、トヨタ自動車の部長さんが、「われわれはMobi…

100年思考のまちづくり〜社会的共通資本の市民協創

先日、京都大学の「社会的共通資本」に関する研究シンポジウムに参加した。「社会的共通資本」…

市民協働まちづくりのプラットフォーム〜門川大作京都市長の本当の功績

門川大作京都市長の任期終了先週末、いつも着物の名物市長、門川大作さんが、16年間にわたり…

100年思考〜未来の価値観で現在の文化は裁かれるのか

毎年、日本各地で開いてきた「つなげる30人」。一つの都市に関わる行政、企業、NPOから30人の…

地域の未来を観光に頼っちゃって大丈夫?

観光産業は税収につながりにくいと言われています。その証拠の一つに、京都市はこれほど多くの…

短期的に「文化で稼ぐ」だけ?〜100年後に「もっと美しい京都」をつくるために

京都は長年にわたって、文化と経済のトレードオフのバランスをとってきました。その結果、じわ…

京セラ、すごくないですか?〜子育てするなら伏見区になるかも

このニュース、地味にびっくりしました。伏見区の小学校に通う1000人を対象に1日1回、無料でごはん食べれるようにしたというのです。 つまりこれって、伏見区でたとえば2人子育てしてたら、その子たちの夕飯、毎回無料ってことですよね。もちろん無料ということも嬉しいし、それ以上に、子どもの夕飯、もう作らなくっていい、という可能性もありますよね。 それを一企業である、京セラがやってしまう。こうなると、もう社会インフラです。 もしかして親同伴じゃないといけなくて、結局、かえってお金

京都の洛中クルマゼロは可能か?〜建物より広場に価値のある時代

インバウンド観光客がまた増えるに従い、京都のバスはあてにならないものになる。観光スポット…

日本の観光はどこに向かうのか〜関係人口を中心にすえたグローバル戦略の可能性

京都に住んでいると、外国人旅行者の増加は目に見えてわかる。まだコロナ前と比べればほんの少…

空き家問題を街並み課題と捉え直そう〜古民家が一軒なくなりファストハウスが三軒建つ…

国を挙げて、空き家対策が花盛りだ。私の住む京都でも、京都市が新たに空き家対策の大型プロジ…

日本の観光産業の未来: 脱炭素ツーリズムという矜持

(Photo by Suyash Agrawal on Unsplash) なんと、日本が「旅行・観光競争力ランキング…

カフェという公共空間をまちに開く個人を尊敬し、応援するには?

(Photo by Devin Avery on Unsplash) わたしは、カフェで仕事をするのが大好きだ。1日に3軒…

京都市はなぜ赤字?ー都市経営戦略をアップデートするには

(Photo by Montse Monmo on Unsplash) 「都市経営戦略」というのは、耳慣れない言葉か…

観光客を「支援者」に ~バーチャルツアーは京都を変えられるか

観光客のいない京都は、市民にとって、ほんとうに贅沢なまちだ。近所の公園に行くように、ふらっと世界遺産を散歩できる。30分ほど車を走らせれば、自然豊かな山と川、地産地消のお野菜を堪能できるカフェ、そして苔の美しいお寺を散策できる。 オーバーツーリズムが戻らなくても、京都が経済的にも文化的にも持続可能になる方法はないだろうか。 バーチャルツアーという潮流バーチャルツアー、オンライン体験など呼び方はさまざまだが、ステイホームが続くなか、世界中でインターネットを使った「もう一つの旅