バケツ稲とメダカ
平日休みの木曜定休。
やりたい事を詰め込むと
なんだかんだで忙しい。
何かに追われぬ日々は幸せ。
何でも出来るけど
やらない事を決めるのがいい。
歯医者のメンテナンスは
月に一度のペース。
口腔衛生は万病を予防する(たぶん)。
いつも帰りは実家へ行って
両親を車に乗せてランチに出かける。
残念ながら母が外出。
父が近所のラーメンをご馳走してくれた。
4月に植えたバケツ稲が
だいぶ育ってくれたので
3つ用意したバケツのうち
ひとつを里子に出した。
実家のある団地では
あじさいが満開。
住人がそれぞれに植えた草花が
所狭しと咲き乱れていた。
生物がかりの父が
季節の花を世話している。
頂きものの花が
綺麗に生けられていた。
これ、お母さんから。
とメダカを渡される。
電話では断ったのだが、
たいそう残念がっていたらしく
スタバのフラペチーノが入りそうな
プラカップの中に
水草と2匹のメダカが収まっているのを
ひとつ受け取った。
母はあまり
生き物の面倒を見たがらないのだが
(娘に対しても放任主義)
珍しくメダカに惹かれたようで
娘にもこの癒しをと思ったらしい。
バケツ稲は勝手に育ってくれたが
水加減を時々気にしており
ベランダに出ることが習慣となった。
メダカは週に一度の水替えを
してやるだけでいいのだそうだが
餌は不要なのだろうか…?
わからなかったら
連絡して!と父が言う。
話すきっかけが
バケツ稲とメダカによって
増えそうな今年の夏。
メダカはどれくらい
生きるのだろうか?
2匹のメダカは
つがいなのだろうか?
そして稲は無事に
収穫できるのだろうか?
仄かな未来へと
続いていく。