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Midjourneyをアバンギャルドに使う(2)独自性
上の見出し画像は、画像生成AIツール/Midjourneyで生成したものです。プロンプトを指定して、パラメーターを調整することにより、こうしたアート性の高い画像が生成されることに、あらためてMidjourneyのテクノロジーの凄さを再認識しています。
ところで、画像生成AIで画像を作成するのは、料理を作るのによく似ているような気がしてます。
料理を作るためには、
★どんな食材を使うか(肉、魚、野菜、麺類)
★どんな調理法を使うか(焼く、煮る、蒸す、冷やす)
★どんな調味料を使うか(塩、胡椒、ハーブ、スパイス)
Midjourneyを料理に例えるとすれば、
★食材は、プロンプト(題材)
★調理法は、スタイル(テイスト)
★調味料は、パラメーター(表現レベル)
という感じかなと思います。
今回は、調味料であるパラメーターをどうコントロールすればいいのか、実際の数値を比較しながら考えていこうと思います。
★
さまざまなパラメーターの中で、今回は調味料としての3つの重要なパラメーターを下記のようなコンセプトで調整して画像生成してみました。
(1)Stylization : --stylize(芸術性)
(2)Weirdness : --weird(独自性)
(3)Variety : --chaos(多様性)
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食材であるプロンプトは、
「アバンギャルドな女の子のイラスト」
「Avant-garde, illustration of a girl」
あとは、パラメーターの数値をいろいろ変えて、画像がどう変化するのか、シミュレーションしました。(※スタイル設定は --stylize 750 で固定して比較しています。)今回は、
(2)Weirdness : --weird(独自性)
の数値を変化させてみました。 Weirdnessの既定値は0で、0 から 3000 の間で調整できます。
Midjourneyのヘルプより/Weirdness : --weirdについて
https://docs.midjourney.com/hc/en-us/articles/32390120435085-Weird
Weird とは何ですか?
Weird は、珍しい、または奇妙なタッチを加えることで画像にスパイスを加える楽しいツールです。これを使用すると、Midjourney に創造的なリスクを取るように指示していることになります。
Weird を使用すると、より実験的または独創的な画像を作成できるようになり、創造的なアイデアを新しいエキサイティングな場所に広げることができます。
デフォルトでは、weird は 0 に設定されていますが、最大 3000 までの値を追加できます。weird は実験的な機能であり、「weird」が何であるかは時間の経過とともに変化する可能性があることに注意してください。また、Weird はシードと完全に互換性があるわけではありません。
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まとめ
Weirdの数値は、0~3000まで指定できますが、数値があがるほど、ある種の「奇妙さ」や「独自性」が表現されていくような気がします。
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今回は「アバンギャルドな女の子のイラスト」というプロンプトだったので、Weird設定によって、「Avant-garde」なテイストがより強化されているのかもしれません。Weirdは、画像の「奇抜さ」を表現するのに最適なパラメーターともいえます。
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