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秋の栄養満点野菜、ごぼうの紹介!

みなさんこんにちは!産地直送のすろーべぃすです。
今回は秋の野菜”ごぼう”について発信していきます!
今月の取り上げるトピックはこんな感じです。

・青パパイヤ :10/7 (月)
・里芋    :10/10(木)
・白菜    :10/14(月)
・さつまいも :10/17(木)
・ごぼう   :10/21(月)
・レンコン  :10/24(木)
・かぼちゃ① :10/28(月)
・かぼちゃ② :10/31(木)ハロウィンなので(笑)

ごぼうを食用として日常的に食べているのは、
日本、韓国、台湾など一部の国だけなんです。
欧米や中国では主に薬草として扱われています!
江戸時代には「細く長くつつましく生きること」を願って、
お正月にごぼうを食べる習慣があったとか。
そんないろんな顔をもつごぼうについて、紹介していきます!

ごぼうは身も皮も栄養満点!

ごぼうは栄養価が高く、様々な健康効果が期待できる食材です!
特に皮にはポリフェノールが豊富に含まれているので、
包丁の背やたわし、アルミホイルなどで軽くこすり落とす程度にとどめ、
皮に含まれる栄養素と風味を逃さないよう食べることをおすすめします。
主な栄養素と健康効果は以下の通りです。

  1. 食物繊維:ごぼう100gあたり5.7gの食物繊維が含まれており、これは野菜の中でもトップクラスです!食物繊維には水溶性と不溶性があり、両方がバランスよく含まれています。これらの食物繊維には、便秘解消と腸内環境の改善、血糖値の上昇抑制、コレステロール値の低下、大腸がんの予防などの期待ができます。

  2. ポリフェノール:ごぼうにはクロロゲン酸を中心としたポリフェノールが含まれています。抗酸化作用による細胞の保護や、脂肪燃焼効率の向上なども期待できます。

  3. ミネラル:ごぼうには様々なミネラルが含まれています。以下は主なものとその効果です。

    • カリウム:高血圧予防、むくみ解消

    • カルシウム:骨の健康維持

    • マグネシウム:筋肉や神経機能の維持

    • 鉄:貧血予防

    • 亜鉛:味覚障害の予防、免疫機能の向上

  4. ビタミン:ビタミンB6や葉酸などが含まれており、代謝促進や造血作用があります。

  5. イヌリン:水溶性食物繊維の一種で、腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えます。

    • 腸内環境の改善と便秘解消

    • 生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症など)の予防

    • 免疫機能の向上

    • 老化防止

    • むくみ解消

ただし、ごぼうの食べ過ぎには注意が必要です!
食物繊維が豊富なため、一度に多量に摂取すると消化器官に負担がかかり、
お腹が張ったり下痢を引き起こしたりする可能性があります。
そして、1日の摂取目安量は小皿1皿分(約70g)程度とされています。
また、ごぼうの栄養を最大限に活かすためには、皮を厚くむき過ぎないことが重要です。
皮にはポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれているため、
表面を軽くこそぐ程度にとどめるのがおすすめです!

ごぼうは薬として食していた?

ごぼうは薬膳料理において、重要な食材として位置づけられているんです。
中国の伝統医学である漢方では、ごぼうは「牛蒡子(ごぼうし)」と呼ばれ、その薬効が古くから認められてきました。

  1. 五味:辛・苦

  2. 五性:微涼

  3. 帰経:肺・胃・大腸

これらの特性により、ごぼうは体内の余分な熱を冷まし、
滞った気をめぐらせる効果があるとされています。
特に、疲れやすい方や気分が不安定な方に適しているとされます。
薬膳料理では、ごぼうの効能を活かしつつ、
他の食材とバランスよく組み合わせることが重要です。
例えば、ごぼうは寒性の食材であるため、体を温める効果のある食材と組み合わせることで、食材のバランスを整えることができます。
具体的には、辛味や温性の食材である唐辛子を添えることで、
胃腸を冷やしすぎないよう配慮されています。
薬膳料理の一例として「鶏手羽先とごぼうのスタミナ薬膳鍋」があります。
この料理はごぼうの効能に加えて、鶏手羽先のコラーゲンによる美肌効果、
にんにくの解毒作用、生姜の新陳代謝を高める効果など、
複数の食材の薬効が組み合わされています。
薬膳料理におけるごぼうの使用は、その薬効を最大限に活かしつつ、
個々の体質や状態に合わせて調整することが重要です。
ごぼうを含む薬膳料理を上手に取り入れることで、
体調の改善や健康維持に役立てることができます!

ごぼうを使った人気レシピ

ごぼうを使った料理は、その独特の風味と食感を活かすことで、
様々な美味しい料理を作ることができます。
ここでは、人気のごぼう料理の具体的な作り方をご紹介します!

きんぴらごぼうを作る際は、
ごぼうの繊維を断ち切るように斜め薄切りにしてから細切りにすると、
食べやすくなります。
また、炒める際はごま油を使うことで、香ばしさが増します。
ごぼうサラダでは、ごぼうを水にさらす時間を短くすることで、
ポリフェノールの流出を最小限に抑えられます。
茹でる際は、酢を少量加えることで、ごぼうの変色を防ぐことができます。
ごぼうの唐揚げはごぼうを薄く切れば、カリッとした食感を楽しめます。

漬け込む時間を長くすると、より味が染み込みますが、
あまり長時間漬け込むと水分が出てしまうので注意が必要です。
また、調理の際に出る端材や皮は、だしを取る際に使用したり、
乾燥させてごぼう茶にしたりすることで、無駄なく活用できます。


ごぼうについて、いかがでしたか?
実はごぼうは皮まで薬のような効能もある食材なので、
本来は積極的に摂取すべき食材のひとつだったのです。
みなさんも、ぜひレシピにいれてみてくださいね!
ではまた、次回の記事「レンコン」についてお楽しみに!

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