活版印刷ワークショップ【はやぶさにちようマーケット202211編】
2022年11月13日、はやぶさにちようマーケットに出店。活版印刷ワークショップと作品の展示販売をしました。はやぶさにちようマーケットへの出店は今年5月に続き2回目。鳥取県の八頭町にある隼Lab.を会場に開催されるこのマーケットは、毎回十数店舗のお店が並ぶ楽しいイベントです。当日は、雨予報の天気でしたが、開催時間中は降ることなく、たくさんのお客さんで賑わっていました。
今回、ワークショップ会場として使用したのは元図工室のワークショップルームでした。元図工室?とういうのは、隼Lab.の施設は元小学校を活用して運営されているからです。丈夫な机や椅子が備え付けてあり、ワークショップをするにはとても便利な環境。こちらの会場で2店舗が出店しました。
さて、活版印刷ワークショップの内容です。今回は、2つのコースを用意。ぽち袋2枚をつくるコース、手製本ノート1冊をつくるコースのどちらか好きな方を選ぶところからのスタートです。選んだぽち袋や手製本ノートに手動の活版印刷機で好きな言葉を印刷したり、花形装飾活字でスタンプしたり、自分だけの作品を完成させます。中には、2コースとも体験された方もおられました。
ぽち袋か手製本ノートのコースを選んだ後は、活版印刷する文字を考えて下書きです。そして、下書きを見ながら一文字ずつ活字を拾います。今回はひらがな8文字以内でお願いしました。
活字を拾い終わると、次は手動の活版印刷機で印刷です。ハンドルを持って上下にガチャガチャ。試し刷りをしてから選んだぽち袋や手製本ノートに思い思いの言葉を印刷していただきました。みなさん初めて操作される方ばかりでしたが、仕組みを確認しながらしっかりと「活版印刷」をされていました。
こんなことがありました。言葉の並びが何かおかしい?活字を版に組み付けるときに左右を逆にする必要がありますが、うっかりです。ちなみに、組み付けはお客さんではなく私がしました(笑)それにしても、試し刷りでよかった。
最後は、活字でスタンプです。今回初めて、花形装飾活字をスタンプとしてワークショプに取り入れてみました。好きな言葉が印刷されたぽち袋や手製本ノートを活字スタンプでデコレーションしていただきました。たくさんスタンプされる方、シンプルに仕上げられる方、それぞれのぽち袋やノートが完成しました!
活版印刷ワークショップは今年から始めたばかりですが、初めて体験される方がほとんど。活版印刷について、「まったく知らなかった」「興味があった」「昔の印刷?」など反応は様々です。毎回思うのですが、興味を持って参加していただいたり、参加はされなくとも質問やお話をしていただいたり、本当にありがたいなと。これからも楽しめる企画をお届けしていきたいと思います。
活版印刷ワークショップの横では作品販売もしました。活版印刷をした作品と手製本ノートやご朱印帳など、すべて手づくり作品です。見て、手に取って、その味わいを感じていただけたのではと思います。お立ち寄りくださったみなさまありがとうございました。
2回目のはやぶさにちようマーケット出店のお話はこれで終わりです。最後までお付き合いありがとうございました。以下に今回のレポートに関連した情報をまとめて記載します。よろしければ、そちらもご覧ください。
【関連情報】
■株式会社築地活字
ワークショップでは、築地活字さんのひらがな活字、花形装飾活字を使用しました。
■株式会社朗文堂
ワークショップでは、活版印刷機Salama-21Aを使用しました。
■紙創庵
ワークショップでは、紙創庵製の手製本ノートを使用しました。手製本ノートやご朱印帳などの作品の展示販売もしました。