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11月のスロベニアは最高だ

スロベニアから帰国して約4ヶ月、ずっとnote書かなきゃと頭の片隅にはあったものの放置してしまった。人間、義務感よりも意欲が勝った時、何事も行動できる気がする。(という言い訳をして私は沢山の締切を送らせてきたナマケモノだ。)

11月という比較的地味な月に、スロベニア
ではいくつか大切な祝祭日があったということを急に思い出したので紹介したい。

まず最初は11月1日。死者の日だ。
これは日本でいうところのお盆で、死者を追悼する日だ。多くのスロベニア人は先祖の墓参りに行き沢山のキャンドルと花を捧げ、心を寄り添わせる。私も、友達がこの日の墓はとっても綺麗だから行こうと誘ってくれてその気満々だったのに結局酔い潰れて行けなかったことは未だに悔やみきれない。

何でもない日の昼間に訪れてもこんなに綺麗なところなので、その日の夜はきっとさぞ幻想的だったんだろう、、、


次に11月11日。ポッキーとプリッツの日だと思ってた。
さすがにスロベニアでポッキーに着目してる人はいなかったけど、ポッキーの日ってそれはそれでシンプルでよくない?ドイツで細長いプリッツェルの日として流行らせられないかな?


これうまいんだよね、っていうのは後にして

スロベニア人にとって11月11日は大切な祝祭日、セント・マンティヌス・デーだ。

キリスト教の聖人・マルティヌスの祝日であるこの日は、農作物の収穫を祝い、翌年の豊作を祈念する収穫祭がヨーロッパ各地で行われるらしい。スロベニア人は特にこの日を大事にする。

収穫祭、つまりはよく食べよく飲む日なのだ!

スロベニア人はこの日、食卓にガチョウのローストやら紫キャベツのマリネ(?)やら自家製ワインやらを並べ家族でお祝いする。

少し話ずれるけど、そういえばみんなビーツの酢漬けが大好きだからそれもきっと付け合わせで食べてると思う。私はこの色が毒々しいので苦手で、サラダに入ってると萎えてたけど。

え、待ってよスロベニア人じゃないとその祝日楽しめなくない?と思ったそこのあなたに聞いてほしい。

‘‘首都 、リュブリャナでワインフェスティバルが開催”

していることを。

スロベニア人にとってワインはキリストの血であり生活の一部だ。スロベニアには家族で経営している小さなワイナリーがいっぱいある。

そのワイナリーの方々がリュブリャナのハチ公広場みたいな所に集まって、それぞれ自慢のワインを提供するイベントが、この日を含めて年に2回くらい存在する。

このお祭りはチケット制で、なんと1杯1ユーロで楽しめてしまうので本当にワイン好きにはたまらない。

今流行りのオレンジワイン、チョコレートの香りが強い不思議なワイン、スロベニアの土着品種で作られたワイン等々、本当に面白いワインがいっぱいあって楽しめるのでぜひ行ってもらいたい。


11月のスロベニアは東京より少し肌寒いくらいの気温で、過ごしやすい。イベントが盛り沢山で紅葉も綺麗な季節なので是非来年11月の旅行先に選んでみてはいかがだろうか。










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