【O.L】ウチの会社にO.Lはいません。なぜなら日本語にいないから。(ハートに刺さるカタカナ英語解説 Vol.7)
・事務職に就いてO.Lになりたい
などのように、OLと言っても実は英語では伝わらない。英語ではOLに相当する別の単語を用いるか、個々の役割を示す語を使用する。今日はそれについて見ていこう。
1.Office Ladyはどう聞こえる?「私は事務女です」
2・O.Lの英語での言い方
3.他の言い方
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1.Office Ladyはどう聞こえる?「私は事務女です」
「私は事務職です」、なら通じるが、「私は事務女です」では甚だおかしい。これと同じおかしさが和製英語のO.Lにはある。
2・O.Lの英語での言い方
Office owrkerと言う。
Office ladyとも言わないし、考えてみたらOffice manも変だ。まるでSuper manか何かのヒーローような、異様な感じしかしない。
Office workerは男女兼用だ。女性用、男性用、の単語は存在しない。最近の英語の傾向として性差別をなくすようになってきている。有名所を挙げるなら、スチュワーデスという女性だけを指す言葉ではなく、「フライトアテンダント」という男女どちらも指せる言葉が推奨されている例だろう。このように英語圏では男女の差を減らそうとする動きが進んでいる。
もっと身近なところで言えば給料だろう。英語圏では同じ学歴であれば男性も女性も同じ金額の給料を受け取ることができる。反対に、日本では男性の方がどうしても昔の男性優越社会の影響から優遇されてしまう。
こうした文化的背景があるのか、英語圏ではOffice Ladyという単語は文化的に受け付けられないのだろう。
3.他の言い方
英語圏は個を重んじる文化が有る。それゆえ、Officeworkerという統括的な単語よりも、個々の役割がちゃんとにじみ出ているような単語が好まれる。
例えば、同じオフィスでも営業が担当だったり、会計が担当だったり、色々な役割の人が一緒に仕事をしている。個々の役割の色が出るように、Sales person (営業)、Accoutant (会計)、Manager (マネージャー)、Secretary (秘書)などのように分別して呼ぶ。
まとめ
Office Ladyではなく、Officeworkerと呼ぼう。あるいは、個々の役割で呼ぼう。