【決意する心。】
フローリングが底冷えする程、
19度にセットした部屋に帰るとエアコンを切る。
シヲリ、を挟まず。
カモメ、が逆になってるような小説を手に取り
壁に背をつけ、続きを読む。
昨日もここで、こうして同じ様な体制で
同じ小説を読むわけだが、昨日とは中身が違う
読んでいる時は、無音の世界。
ストーリーが進み
昨日の君が、まさかこんな事になるなんて…と…
自分なりの3/1を楽しむと
また逆カモメに床に置く。
部屋が元々の温度を取り戻そうとする中
ベットに刺さった充電器付近にダイブして
スマホを開く、指先でつづれば無限のイマジネーションタイム
手のひらと、指先でアレはどうしようか?
コレはどうしようかと…
露頭に彷徨う死人のように小刻みに指が止まる…
そんな時に、SNSを開くと沢山の住人がいる
時に、家族とたわむれる人
美味しい食事を紹介している人
充実した時間を過ごし楽しんだ人
かわいい顔面をコレでもかとキメる美女
ビジネスとは、を語る成功すらしていないクソメン。
明かりのついたままそのまま寝落ち
世の中には、いろんな人がいる
そして誰でも、満足なんかしていないだ。
だから出かけるのだ、外へ。
高みを望む物は変化し続けなきゃいけない。
切符を買った時、不安になる
「そういえば家の鍵閉めてきたかなぁ…」
まぁ、いいゃ
こんな事で、どうしようと悩めた自分は
あの時の不安より、幾分、幸せなのだから…
ストーリーは続く
流れる景色のカモメは上向きに飛んでいる。
心配はいりません
あなたが幸せになりますように…