188 理想は人によって書き換えられる事もあります1
おはようございます。
弊社は個人創業して10年間営業してました。
当時私は会社を大きくしたいという夢はあまりありませんでした。
若い時に勤めていた土木会社は、社長をはじめ6〜7人体制の小さな会社で、仕事はとにかく忙しくて地獄のような業務でした。
そこの社長は前線で作業する親方でしたが、私も何となくそんな人を見ていたので、死ぬまで現場で働きたいとは思ってたんです。
塗装屋として創業してからも、のんびりと現場に出て作業していくことが当たり前と思ってました。
ある時県内の大手ペンキ屋さんから下請けで仕事を貰うようになり、定期的に仕事が舞い込むようになりました。
値段は安かったけど、普通に給料払える事が幸せでした。
けど今の常務2名は、いつかその元請のペンキ屋さんのようになりたいね、とかデスクが欲しいね、とか言ってたのを聞いて、ほんの少しそんな会社も目指してみたいな、と思うようになったんです。
26〜7歳くらいの頃でしょうか、200坪で500万購入した倉庫の一角を事務所っぽくリフォームしたんです。
そこにリサイクルショップから買ってきた5000円のデスクをプレゼントしました。
二人は大変喜んで、見積もりや請求書を作る手伝いもするようになりました。
その頃から、自分の夢よりも人の夢を叶えるのも面白いな、と思うようになり、3人で先々の色んな未来を語ったものです。
その元請のペンキ屋さんは当時は雲の上のような会社で、何度見てもすげえ会社だとしか思いませんでしたね。
今はその会社よりも大きくなっちゃったわけですが…。
まぁそんなまだ名も無いペンキ屋で、無邪気に仕事を楽しみ賑やかに過ごしていたとき、ある事件が起きました。
続く…