ナマケる生き方、人生楽だらけ〜! 其の六

ようやくゴールデンウィークが終わって一息と言ったところである。

カフェとゲストハウスを運営しているが、今年のGWは天気に恵まれないばかりか、全国的にコロナ感染者が増加しているということで国や自治体が戦々恐々として再び緊急事態宣言や蔓延防止の措置をとったことで、本来ならば連日満室になるこの時期にキャンセルが相次ぐなど経営環境は非常に厳しいものになっている。

それでも5月3日は晴天に恵まれ、県内で行楽を楽しむ人たちでカフェも賑わっていた。

当然他の飲食店も相当に忙しかったであろうが、うちの場合には私たちが休憩する時間がなくなってしまったり、疲弊して仕事をしたくなくなってしまうのを防ぐために、無理に営業を続けることはしないのである。

午後2時には閉店の看板に切り替え、お客様を帰すことはしないが、スタッフはのんびりと昼ごはんを食べることにしている。

サラリーマン時代もそうだったが、どんなビジネスにも繁忙期と閑散期がある。
しかし、繁忙期には長時間労働を強いられ、しんどい思いをする割にはその正当な対価が支払われることがない。

そんな働き方が果たしてまともな稼ぎ方と言えるのであろうか?

忙しかった分は、その後にたっぷり休暇がもらえたり、給料が増えたりしたらどんなにいいことだろう。

右肩上がり神話に基づく経営感覚では、それが当たり前なのだが、ナマケモノでは忙しいときには集中して稼ぐけど、そのあとに長期の休みを取り、できれば年間休日日数を180日まで増やしつつ、年間収入はさほど減少させないでおこうと考えている。

つまり、閑散期には仕事をしないで遊ぶ。好きなことをする。
閑散期も同じ時間働いているから、連続した休みが取れなかったりするのだと、私は考えている。

ビジネスを毎年拡大させて、売り上げを伸ばして行っても、私たちの給料が比例して上がるわけではないことこそ問題なのだ。
右肩上がりの幻想からそろそろ目覚めてもいいころだと思っている。

明日できることは今日しない!
予定している仕事が早く終わっても、次の仕事を入れない。
早く終わったら、早く仕事を終える。

この方がより幸福である。
いつも忙しいと思っているあなたは少し考え直したほうがいいだろう。
あなたの幸福とはなんですか?




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