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定時退勤日の実施に向けて(3)2024年9月第3週~

ごあいさつ

こちらは、公立小学校の教頭先生が定時退勤日を職場に定着させようと取り組んだことを報告する記事です。今回は第3回目(2024年9月第3週)の結果を報告します。

今週取り組んだこと

1.業務改善のために動く
2.鍵を貸し出す準備
3.労働安全委員会での提案
4.職員会議での提案
5.定時退勤日の実施

さて、結果やいかに。

今週の結果

1.業務改善のために動く
「定時で帰ってください」だけでは「そんなこと言っても仕事は全然減らないじゃないか」という批判が上がると考えました。そこで業務改善・削減に繋がるアイデアを考えていくことを自分に課しました。

2.鍵を貸し出す準備
やむを得ず鍵を貸し出す場合を見据えて、施錠箇所の説明や写真を準備しました。校長先生に提案したところ、資料の配布についてはNGをいただきました。配布すると残業を認めている・勧めていると誤解されかない、とのことでした。

3.労働安全委員会での提案
職員からの要望で始まったこの委員会。気合いを入れて資料を準備しましたが、校長先生から8割カットの指示が出ました。委員会は趣旨が曖昧な会でした。ですが、私からの提案として定時退勤日の再確認と、通常勤務日の施錠時刻を1時間早める方向で話が進みました。

4.職員会議での提案
職員会議の場で、定時退勤日の再確認、平日の施錠時刻を1時間早める、出退勤の打刻を各自のパソコンで行うように変更の提案をしました。
職員から反対意見は出ませんでしたが「仕事に夢中になって気付かないから蛍の光などを流してほしい」「教頭先生(たぶんまた)残るようになると思いますが」などの発言をいただきました。
校長先生からの発言はありませんでした。

5.定時退勤日の実施
ほとんどの職員が設定した時刻に帰ってくださいました。
翌日の職員会議を欠席する職員に、施錠時刻の変更の趣旨を説明していたらあっという間に30分超過しました。
定時退勤日に余計なおしゃべりはしない、ということを学びました。

気付き

  1. 職員の多くは、いずれ定時退勤日は元通り(うやむや)になると思っているかもしれない

  2. 職員室の雰囲気に気付くいい機会になった

  3. 雑談は時間を奪うので「定時退勤日の定時後には職員に話しかけない」ことを意識する


おまけ

SNSで定時退勤日の取組について投稿したところ、鍵の管理や施錠についても、自治体によって千差万別であるということが分かりました。その中で、私の住む町の(教頭先生が学校の施錠を管理するという)条件は厳しい方なのではないか、という印象をもちました。

あと、週末に学級園の世話をするために鍵を借りた先生が、金曜日にさっさと帰ってしまいました。あえてなのか。試されているのか。


次週に向けて

自分から定時退勤日について厳しく求める以上、次は職員から突き上げがやってきます。自分の仕事が遅れ、残業に陥っている姿は何が何でも見せないようにしなければなりません。自分の首を絞めることになっていますが、自分が成長するチャンスでもあります。

今週の報告は以上になります。
来週の報告をお待ちください。


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