定時退勤日の実施に向けて(1)~2024年9月第1週~
ごあいさつ
こちらは、公立小学校の教頭先生が職場の定時退勤日を定着させようと取り組んだことを報告する記事です。今回は第1回目(2024年9月第1週)の結果を報告します。
今週取り組んだこと
1.教務主任に伝える
まずは夏休み中、隣に座っている教務主任に声をかけました。「頭にきたので2学期はガチで定時退勤しますから!」と冗談ぽく。
2.定時退勤日であることを掲示する
次に職員室に掲示をしました。B4サイズで2枚。
書いたことは
(1)定時退勤日です
(2)17時に施錠します
(3)残る方は鍵を貸します
という内容。
3.施錠箇所の写真を撮っておく
「施錠したことがないから、残れません!」と言われないために、施錠する箇所の写真を撮りました。
さて、結果やいかに。
今週の結果
1.校長から訂正が入る
掲示物について、校長から指導が入りました。
内容は
(1)17時ではなく17時半に書き直すように
(2)残業を勧めているように誤解されるので、鍵を貸すと書かないように
でした。
(2)は納得しました。
(1)の意味が分かりません。
ですがここは長いものに巻かれてみます。
2.ほとんどの職員が掲示した時間に合わせて帰った
「○時って書いてあるから急がないと!」と言いながら、皆さん職員室を後にしました。
3.残ったのは3名
教務主任、元教務主任(どちらも大ベテラン)、若手の3名が残りました。若手は「夏休みの作品応募が明日までなので…」と相談に来ました。予備の鍵を渡し、施錠の仕方を印刷して説明しました。準備していてよかった!
大ベテランは定時退勤日であることを気にも留めない様子でした。うぬぬ。
気付き
こちらが本気を出すと、多くの職員は従う。
本心は分からないので、不満が出てこないか、様子を観察していく。
2:6:2の法則って本当だな。
次週に向けて
一過性のもので終わらせずに「○曜日は定時退勤が当たり前」という風土を根付かせて勤務校を去りたいと思います。管理職が変わった後もその空気がしばらく続くようにすることが目標です。
今週の報告は以上になります。
来週の報告をお待ちください。