オートバイとコーヒーの関係
いつもnoteを読んで頂いてありがとうございます。
最近コーヒーについて勉強しようと思いたちまして、普段のマニアックなバイクの話とは違い、今回は自分のオートバイとコーヒーの関係について書こうと思います。
自分語りになってしまいますが、20年以上レースを続けている結果、多少なりともレースで入賞する事もあって、何を思ったのかプロでもライセンスも無い単なる一般人である自分がスクールやったり、noteやXでライディングテクニックやカスタムなどを上げたりしています。
今から2年前ですが子供が生まれた事もあって、レースやフリー走行する機会も以前と比べてかなり減っており、それまで行っていたSLORIDEのスクール活動も休止しています。
現在、45歳とバイク界隈ではまだまだ若輩者と言われてしまう歳ですが、今のバイク乗れているペースだと、レースをちゃんと走れる体力があとどれ位続くだろうか?子育ても更に大変になるだろうし…と考えると、あと10数年位かな~とか最近よく頭に浮かんでいました。
数年前にKTMを売ってからSL230でずっとレースもフリー走行、そしてツーリングや街乗りまでこなしてきました。トレールバイクであるSL230で活動したお陰で色々な方と繋がれる機会に恵まれましたが、流石に25年以上前のトレールバイクでコース走るのは色々キツイなぁ…と。
で、壊れる前に現行車にしようと去年の春にKLX230Rを買ったのですが、KLX230Rにしたのもやはりもう年齢的にガチのレーサーは要らないかなという気持ちがあったからですね。それにトレールのSL230でやれてたんだし、KLX230Rで十分でしょ?ってね(実際乗ってみるとかなりやれますし )
そんな訳で、ここのところバイクが乗れなくなった後ついて考えていました。バイク以外に趣味と呼べるものは、今までは登山やボルダリングもやっていて一時期はドハマりしてましたが、ここ数年で結婚~育児とライフスタイルが変わった事もあって、すっかり行く機会が減ってしまいました。当然ながら、バイクが乗れない位体力がなくなったら登山はともかくボルダリングは厳しいですしね。で、突然閃いたのがコーヒーです。
元々コーヒーは好きで、幼少期の時から牛乳は飲めないけどカフェオレは好き。大学生位の時にインスタントコーヒーでは満足出来ず、近所の焙煎所で豆を買ってハンドミルで挽いて飲んでました。その時買ったポーレックスのミルは今も現役です。(今はコーヒーミル2に進化して、挽目の細かさや挽き易さがアップしているみたいですね)
もちろんコーヒー器具にも興味を持ち、直火式エスプレッソのビアレッティや、家庭用の安いエスプレッソマシン(タンクの水が沸くのが遅いし、掃除も面倒なのですぐに使わなくなりましたが…)、フレンチプレスとか手が届く範囲で色々と手を出しました。けど、やはりペーパードリップが一番手軽、豆さえ煎り立てならいっか!と、その時点ではバイクに一番ハマっていた時期でしたので趣味にまで発展しなかったですが。
話は前後して、バイクに乗り始めたのが高校を卒業した辺りに、モンキー(4Lタンク6V電装の青いキャンディーブルー)を買った事が始まりでした。
それまで自力での移動手段と言えば自転車しかなかった自分にとって自由に、遠くへ行けるバイクって何て楽しいんだ!と。また乗り物を所有する、カスタムする喜びも知りました。
その当時はNSRなどの2ストロークのレーサーレプリカがまだ現行だったり、スティードなどのチョッパースタイルのアメリカンが流行っている時代でしたが、それとは別にベスパのモッズスタイルや、1960年代のロンドンで流行ったトライアンフやノートンなどのロッカーズスタイルのカフェレーサーも一部では人気があって、自分もロケットカウルとか付いたバイク然とした旧車に憧れていました。
そして、大学で入った部活はバイクサークルでした。基本的には年数回あるツーリングが主な活動内容で、それ以外の時は毎週金曜日に部会が終わった後に夜の峠道を走って、道の駅の自動販売機でコーヒーを飲むというのがお決まり。走っている時は集団でもバイクに乗っている瞬間はみな常に一人。峠を走るのが目的ではあるけど、走った先で仲間とコーヒー飲みながらあのコーナーどうだったとか駄弁って過ごす時間が楽しかったんだな~と思います。最近の人はインカム使ってリアルタイムに走りながら会話したりするんだろうけど。
部活に入った時、新歓イベントで埼玉のオフロードヴィレッジで「モトごっこ」っていうレンタルでバイクと装備一式を借りられるフリー走行を初っ端に体験したせいもあって、欲しいバイクはカフェレーサーではなく、オフロードになって、ただし旧車好きだったのでXL250S(フロント23インチ)を買いました。
次のバイクはオンロード乗ってみたいと、これまた旧車のRZ250Rを不人気車種だったので20万程度で買ったけどすぐに峠で事故って廃車。今、中古車市場で見たら100万以上していてビックリです!
その後は新車じゃないとな、って事で1998年式KLX250を購入。この当時は、トレールバイク全盛期で、CRM250AR、RMX250S、DT230 LANZA、KDX220SRと全社2ストロークのトレールバイクを売ってたし、モタード人気もあって街中オフロードバイクだらけ。今となっては羨ましい限りですね。
ここら辺からちょっと林道ツーリングに行き出して、今は通れない奥多摩の林道とか良く行ってました。そして、いよいよレースも開始する事になります。とはいっても、普段通学やツーリングにも使っている自分のバイクでレースに出て壊したくないよねって事で、部活仲間でお金を出し合って最初に買ったのはDT125の片側ラジエターのモデルをヤフオクで3万円程度だった記憶。
↓のセロー225みたいな見た目のヤツで、トルクはスッカスカ、買ってすぐにメンテナンスもせずにレース出たもんだからギアかなんかが壊れて完走せずに即廃車。けど、キャンオフに同期3人で出たのですが、初めてのレースはやはり楽しく、やっぱレーサーじゃなきゃダメ(そうではないのだけど…)だろ!次はKX80だ!とまあ年数回程度のサーキットエンデューロだったけどそれが始まりでした。
とはいえ、大学生にトランポやレーサーを個人で所有するのは、メインのツーリング用のバイクもある中で不可能でしたので、トランポは毎回レンタカー、仲間内で共同所有する中古のKX80もしっかりメンテナンスするだけのお金や時間は回せず、レース活動というかイベント的な感じでした。
やはり活動のメインはツーリングだったので、自分はその時まだ珍しい存在だったKTMの640LC4を購入しました。流石にビッグシングルの重量もあるバイクだった為、当時の自分には林道でも持て余してしまうのですぐモタード化。ツーリングは下道オンリーで3日で1500kmとか、青森から東京まで下道で1日で帰ってきたりとか、若さもあってロングツーリングしていました。
その後、大学を卒業して働き出してからも乗っていましたが、5万km位でヘッドのカムシャフトの受けが削れ、オーバーホールした後に後輩に売って、BuellのLightning CityX XB9SXというバイクに乗る事にしました。
エンジンはハーレーダビッドソンで、車体はガソリンはフレーム内、タンク部分はエアクリーナーボックス、スイングアームにエンジンオイル、外装はトランスルーセントで透けているという変わったバイクです。
アイドリングでは車体が揺れる程の振動があり、低回転では鼓動感がありながら、3000rpmを超えるとピタッと振動が無くスムーズに回るという演出が面白いバイクで、ここまで個性があるバイクは他に無いのではないかと思います。
車体は変わっていますが乗り味はとても乗り易く、トルクも太いのでどこからでも加速する楽しさがあります。ロングツーリングだと以外に燃費も良く、リッター20数kmは行きました。これに乗ってから北海道1週間ツーリングや四国、伊勢など遠くへと出かけるようになりました。
しかし、社会人になって時間が取れない事も増え、泊りがけのロングツーリングに出るのが億劫になっていた時に、後輩からまたオフロードレースの誘いがあり、そこからCRM250Rを買ったのが現在へと繋がる本格的なエンデューロレースへの入り口となりました。
2009年に福島県のチーズナッツパークというコースで行われるY2-XCというレースに参戦したのですが、学生自体の整地されたモトクロスコースをぐるぐる回るだけのサーキットエンデューロから、自然の地形をそのまま生かしたコースを走る本格的なエンデューロレースは今までのバイクライフの経験を180度ひっくり返す程の衝撃でした。
単に跨ってアクセル開けているだけでは全く進まない。バイク倒しては起こし、押したり引いたり、全身泥だらけでバキバキに筋肉痛になるわ、もう疲れ過ぎて帰りのクルマの運転が眠くて事故るんじゃないかという位にヤラレマシタ…。けど、それは数日経つと楽しさにヤラレたという感覚に変わりました。
そこからは、同じ福島県のGallop-Xに出たり、アクサバの動画見てCGCに出るようになったりして、より本格的なエンデューロである、今はハードエンデューロと呼ばれるカテゴリーのレースに出るようになりました。
当然、エンデューロレースを初めてからすぐにトランポとして軽ワンボックスを買い、オフロードにのめり込んで乗らなくなったBuellも手放してレーサーのCR250Rを買う事になるのは当然な流れでした。
買った当時既に絶版車だったCR250Rですが、トレールバイクであるCRM250Rと比べるとパワーや足回りなどの違いは歴然でしたね。やはり、オフロードで走るならレーサーだな~と思いながら、この後KTMに乗り換えた時は更に異次元なレベルで性能が良くて、レースでもKTMのお陰で入賞出来たと言っても過言ではないです。道具が良いと上のレベルの事に挑戦できるから見えてくる基準も上がって技術も上がるというはありますね。
一方、CRM250RからXR250Rに乗り換えたり、一時興味本位でTW200を買ってみたりと、林道ツーリング用にナンバー付きのトレールバイクがあるというのはレーサーとは違う使い勝手の良さがあって、手元には2台のオフロードバイクがあるオフロードどっぷりな生活でした。
まあその間にも、林道をバイクで飛ばして走っていたら、もう少しゆっくり自然の中を楽しみたいな~と思って、そこから登山を始めて、登山をしていたらクライミングにも興味が出て、ボルダリングを始めて週3~4回ジムに通うようになったりと趣味が充実した30代を過ごしていました。
その途中で買ったSL230が最初は単なる遊びバイクだったのですが、これが思いのほか扱い易く、分厚い低速トルクにコンパクトで振り回せる車体、しかしローパワーでプアな足回りと、逆にこれで腕でカバーしながら乗ったら面白いぞ!となっていまだに乗り続けています。
と、バイクに関してはこんな感じで、今はまだメインの趣味として自分の軸でありますが、ちょっとコーヒーについても趣味と言えるレベルになろうかなと思って、最近バイクに乗る時に現地でコーヒー豆を挽いて淹れて飲むという遊びをしています。
1960年代のロンドンのロッカーズが夜な夜なカフェに集まって公道レースをしていたのがカフェレーサーの起源だけど、実際のところ都会に色々なカフェはあれどバイクに乗って行けるようなお店は少ないしね。なら郊外の田舎へバイクで出かけて、ロケーションいい場所で自分で淹れて飲めばいいじゃないの?とね。
トランポだったら道具のサイズや重さは気にせず積めるが、自走で林道に行った時にどんな道具が良いか?とか色々考えてます。そういう考察とか検証するという名目を作ってバイク乗りに行くのも楽しいかな~と。そこら辺もnoteにしていこうと思ってます。
一応、コーヒー自体についても勉強しようとコーヒーインストラクター2級を取得する為の申し込みもしたり、焙煎とかにも興味が出て調べたりしています。とりあえず、バイクとコーヒーを上手くミックスしながらこれからも趣味を充実させていこうと思います!