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デッキパッドを考える

ここ数年デザイン性の高いアイテムが出てきたせいで一部のライダーの間では復活しつつある「デッキパッド」

90年代中盤店頭に立って接客をしているとケースの次に売れる小物だったと記憶していますが...
縁の下の力持ちならぬ足の下の力持ち...デッキパッドを振り返ろうと思います。

まずはスノーボードブーム黎明期の93年前後
誰もがネルシャツにカーゴパンツ、ジェイミーに憧れる人は素手という今では春のゲレンデでも見かけない出で立ちで真冬の赤倉や木島平、戸倉に通っていた時代です。
ジェイミーフリークの友人は素手でグラブして血だらけになっていました(笑)

※コーチジャケットで前はだけてグラトリ初心者コースでグラ取りしている人は見ないようにしています…危ないのでリフト前ではやめましょう。



サーフィンのデッキパッドに近いウレタンフォームが主流でした。
こんな感じ。

板はOUIJA TWIN 164…これ回せる人尊敬します。

当時有名だったのがアストロデッキやPile O Bile(パイルオーバイル)だったり...

Burtonはこの数年前まで標準で冴えないのが貼ってあったのですがいつの間にか消えていました。
続々とシグネチャーモデルが出てきてデッキのデザインが個性的になったのと関係があるのでしょうか?

バートンは最初からこれがついていました。今つけていると新鮮

途中から
透明なツブツブが主流になり

初めての旭岳はツインのブラッシー…パウダーボード?何それって時代です。

ステップインが流行った頃は雪落としとブーツ下部が滑りやすかったので鋲付きになったり

小脇に抱えるとウェアがダメになります(笑)

最終的にはデッキパッド=初心者的風潮になり現在に至っていると思います。

貼る、貼らないは自由ですし、復調の兆しを作ったCrab Grabのグリップパッドはデザイン性が高くパーク系の板との親和性が高いと個人的に感じます。

ただ、ステッカー同様個性的なデッキパッドってなくなると入手が難しいんですよね。

見たら買う将来のために買う…ステッカー同様鉄則です。

昔のデザインの板が復刻されている現状を考えると
デッキパッドで個性を主張したい方はなくなる前に確保した方がいいかと...(笑)

ジェイミーのデッキパッドは結局日本では買えず海外通販しました。

でもパイルドライバーに売っていたという(笑)
パイルドライバーに行くのはここからまだ数年先のお話で。

先述したPile O Bileの代表作「ゲロ」を復刻したCrab Grabのデザイナーは相当の好き者なんだと思います。

個人的にはラマーの板と特に相性が良かったと思えるこのデッキパッド。

貼る板は決まっていますがなかなか踏ん切りがつかなかったのですが
移住と同時に貼る板を決めました。

ゲロとニセコとハーコンエアー=最高です。
全く日本人には受けませんが、外人にはめちゃくちゃ好評。

歳をとってくると、こんな遊び方も楽しいです。
朝から晩まで休憩なし…なんてことはなくなりましたがまだまだ楽しめるスタイルで続けたいと思います。

さて、ZENのテリエリミテッドには何を貼りましょう?

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