Brushie

昔懐かしいスノーボードギアや時代のお話や、バイヤー目線で最近の経済やら日本のお話をつらつらと。

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最近の記事

IPの無駄遣い...

IP….Intellectual Property(インテレクチュアル プロパティ)の頭文字からとった略称で、日本語では「知的財産」ってやつです。 ゲーム業界でも古い「IP」を引っ張り出してきて大失敗…FFだったりSEGAのゲーム全般だったり…あるあるですね(笑) K2がモローの版権を持っているので復活する「モロートッドリチャード」 復刻が当たる条件って個人的には 「復刻させる側に愛があるか」 一番大事だと思います。 トッドリチャードはトッドが関わっているし、宣伝っていう

    • プライオリティはどこに置く?

      最近古いビデオやカタログを整理しながら色々スレッズで書いているのですが 「あの時のビデオのあそこのパートいいですよねー」 「クロフォードの板乗りにくいけどクソかっこいいですよね」 ……本当コレって今のスノーボードに欠けてるピースですよね。 どの世界でもそうですが 「XXXしか勝たん」 「最強のアウター選び」 「失敗しないスノーボードの買い方」 お金は大事、人からの見た目も大事ですが、なんだかそれで楽しいのかなとか思ったり、きっと楽しいんだと思うんですが僕とは違う世界を見てる

      • 北海道にTACTICSができた話とか...

        えータイトルの通りです。 札幌でアウトドアアクティビティのアイテムを一気に見るなら…という 札幌ファクトリー2階に11/2にオープンしました。 個人的には札幌のスノーボードシーンが盛り上がればいいし、入りやすいので通りすがりにフラッとみたい人には「ちゃんとしたブランド」が揃っているお店として 変なものを掴まされないお店として素敵だと思いました。 そりゃ本国の匂いしないなとか、ノリはやっぱり違うよね」とかはありますが、それは館に入る、日本に進出する時にローカライズするとこはし

        • スノーボードカルチャーとローカリズム

          ちょっと大阪に用事があったので色々スケジュールをめちゃくちゃ調整し、高山に行ってきました。 会いたい人に会うエネルギーがいつまで続くかもわからんので会うべき時に会いに行くのです(笑) zenのテリエリミテッドのオーダーも順調? そんな話もなくただお酒を飲みに行きたかったのでフラッと高山に立ち寄る感じです。 オープンから35年のパイルドライバー….地に足をつけて商売をするって、ただ場所を変えないとかそう言う次元ではないってのを本気で考える2日間の滞在でした。 インバウンド

          テリエの遺産...

          先日のポストが結構反響?を産んだのか日本からのアクセスが多いそうです(笑) ま、あそこまでテリエの事掘り下げてるのはちょっと前のスノーボードジャーナルくらいしかなかったですからね。 そんなこんなでパーマーやらトッドからのメッセージとともにJGからのメッセージが… JGといえばBurtonの全てのボードに携わっていると言っても過言ではない天才デザイナー。 1991年のバートンのビデオ「Scream Of Consciousness」でもうロッカーがとかやってるくらいの天才で

          テリエの遺産...

          スタイルって...?

          スタイル…永遠のテーマですね(笑) 前も書きましたが生き方含めてのスタイルだと思います。 よくネットで流れてくるこれ…これもスタイルですね。 だいたいこれ貼ってる人の大半はスタイルないけど(笑) オリンピックをボイコットし、ゲイ発言でバートンとの契約を切られたレジェンド。 こう書くと「しくじり先生」に出てきそうじゃないですか「反省してまーす!から20年…あの時のスノーボーダーに聞く」とかみんな好きでしょ。 …死んでもKAZUはそんな風にならないし、テリエもなりませんが。

          スタイルって...?

          OLDIES BUT GOODIES

          スレッズでもリサイクルショップ巡りする人とお話ししたり、響く人にしか響かないボード談義に花を咲かせている昨今ですが… お手伝いしているボードの話…は置いといてテリエの話でも。 テリエといえば皆さんのイメージは…? ・クォーターパイプでのビッグエアー? ・ワンフットマックツイスト? ・オリンピックボイコット? ・USオープンのトッドリチャーズとの名勝負? 色々あると思いますが個人的にはこういう人です。 とにかくぶっ飛んでる人(笑) 「転ばんのかーい!」ってツッコミ入れた

          OLDIES BUT GOODIES

          悪貨が良貨を駆逐する。

          今日はヴィンテージスノーボードのお話じゃないんですがメルカリをはじめとするオークションの話…. 正直お隣の国でブームになると結構エグいことが平気でおきますね。 世界の工場中国なら造作もないことだと思います(笑) 中国最大手のCtoCサイトであるタオバオを見れば…まぁすごいですよ(笑) AK457だろうがアークテリクスのホワイトラインだろうが買い放題。 …もちろん犯罪です(笑) エベレスト街道の「ノーステリクス」とか「マムートXノース」より酷い。 ナイキの偽物とかでも

          悪貨が良貨を駆逐する。

          歴史に残るボードグラフィック

          板をグラフィックで選ばない理由 · 「経験者はスペックを優先する」 「ビギナーだからこそ滑りやすさが大事」 はい、ここで頷いた人はお帰りください…えースノーボードのバイヤーもしていましたし、店頭で実際に接客していた時に「じゃお前はどうやって答えてたの?」 もちろん人見て答え変えてました(爆笑) 自分の店で、自分の売上は自分で作るならまだしも所詮サラリーマンですから。 でも、ダメなものはダメ、合わないものは合わないって言い切ってました。 …当然ファンと同じくらい「敵」も多かっ

          歴史に残るボードグラフィック

          スタイルマスター 二人目

          「スノーボードは体操競技じゃない」「スタイル、カルチャーだ」…. 正直擦りつくされているし、永遠に平行線なこの話題。 平行線だからこそ盛り上がるのですが、まぁ相容れない価値観の人とは笑顔でやり過ごすのが平和的解決法だし「優しい無視」も必要だと思います。 最近のソーシャルメディアの発展の弊害で「いい」「わるい」「好き」「嫌い」で ジャッジしがちですが、その間にある「どうでもいい」や「興味がない」を感じられない…俗に言う「行間を読めない人」ほど脊椎反射で怒ったり「違うんだよ!」っ

          スタイルマスター 二人目

          DECK is Art

          「無地の板は乗らない(苦手)」です。 苦手ですが持っています。 通称「柿T」と言われる初代TTモデルとか、 ハイトライブもその系統ですね。 「なんで持ってるの?」「売ってよ」と色々言われる板が家には何本かあるのですが、縁があって家にあるから、そして「お札扱い」なので手放しません 。 どうせ乗ったことないでしょ?」とか「やっぱりさースノーサーフってさぁ」..で?何乗ってんの?」って聞かれること一杯あるんです。 そう言う時に「Burtonのカスタムっす!」で話終わらせるのが一番

          冬へのモチベーション。

          本州に住んでいたときは「黒岳に雪が降りました」という国営放送のニュースを遠い世界のように観ていましたが、札幌に移住して同じニュースを聞くと「お!冬近いな」とソワソワします。 スノーボードブームの時期でしたら シーズンオフもカタログ眺めにショップに行ったり、8月のバートン解禁日… バートンは全国8月の1週目に一斉発売というルールがありました(笑) それまでに死ぬほど分厚いカタログ号を何冊も買ってアホみたいにモチベーションが上がったもんです。 (もう予約してるからカタログ読んで

          冬へのモチベーション。

          Burton Seven

          最近聞かなくなった「スタイル」 スノーボードに一番大事なものってなんだろう?って考えた時に プロ=スタイルだし、どこまで自分をマネタイズできるのか思います。 (まぁお金は後からついてきますが) 「俺の方がうまいのに」「俺の方がリザルト残しているのに」 どの世界でも結構いますよね…愚痴ってる人。 スポンサー集めるのも才能だし、人が集まってくるのも才能だと思います。 レースとか完全に順位だけが支配する世界だと人間的にクソでも勝てば官軍が通用しますので…勝てる人になりましょう(笑)

          Burton Seven

          デッキパッドを考える

          ここ数年デザイン性の高いアイテムが出てきたせいで一部のライダーの間では復活しつつある「デッキパッド」 90年代中盤店頭に立って接客をしているとケースの次に売れる小物だったと記憶していますが... 縁の下の力持ちならぬ足の下の力持ち...デッキパッドを振り返ろうと思います。 まずはスノーボードブーム黎明期の93年前後 誰もがネルシャツにカーゴパンツ、ジェイミーに憧れる人は素手という今では春のゲレンデでも見かけない出で立ちで真冬の赤倉や木島平、戸倉に通っていた時代です。 ジェ

          デッキパッドを考える

          ZEN SNOWBOARDのお話

          「なんでお前が紹介してんの?」…自分もそう思います(笑) 色々話を書くとながーーーーくなるのですがざっくり言うと「ただの手伝い」です。 基本的に「ホームショップ」がない私、昔ホームレスってブランドがありましたが、まさにそんな感じで ・お客さんは店じゃなくスタッフにつく ・同じ商品でも「この人から買いたい」と言う人がいる店が好き ・好きな店を自由にチョイスしたい 自分が店頭に立っている時も同じ考えだったので実生活で「客」としても同じイメージです。 ただ日本で数店舗だけ

          ZEN SNOWBOARDのお話

          ステッカー貼る?貼らない?-2-

          こんな場末のメモ帳でも読んでいただける方が毎回100人近くいることに驚いています(笑) ソーシャルメディアが発達し、レアだコアだ欲しいものの情報が一気に伝播し、地理的ハンディがなくなった昨今「古い話」というのは逆に貴重なのかもしれませんね。 昔の表参道の写真とかスレッズにアップしたら新聞社が「提供してくれ」といわれるくらいでしたので、やっぱりアーカイブしておくのっって大事なのかなと思います。 …話は大幅にそれましたがステッカーの話の続き TELOSのローンチの時にでたラ

          ステッカー貼る?貼らない?-2-