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本の出版とその広告が一番大きな支出

1000万円以上支出の中で

すごい大きな割合を占めたのが本の出版とそのための新聞広告などです。

起業して1年経っていない頃、出版社の営業がきました。

企業出版のお話でした。

企業出版とは

主にブランディング、知名度アップ、集客・販売促進・人材採用等を目的とした企業による出版のこと。
企業が出版社に出版費用を払い出版してもらう。広告費用なども企業が支出。
印税は各々の出版社との契約による。



要はお金を出して出版社に本を出してもらう。著者が原稿代や印税をもらう商業出版とは違います。自腹。利益なし。

本来は会社の売上アップのための宣伝や知名度アップのため、事業内容に関連した本を出す場合が多いと思います。

私の場合は、

子どもがいない人への理解を深めるための社会への発信

が目的でした。

営業を続けていて、いかに子どもがいない人の存在が知られていないことを痛感。補助金や助成金も落ちる。

子どもがいない人向けの会をしているということを当の子なしに知ってもらうことの限界。

男女含めての子どもがいない人のことを直接扱った書籍は、当時なかったのです(不妊治療扱ったものやノンママの本はあった)

本を出すなら本屋に並べてもらえないと意味がない!
それがしてもらえる著名な出版社からの企業出版ではないと意味がない!

非常にお金がかかる、でも

社会への発信という目的のために大枚を使って本を出そう

その中で子どもがいないを一言で表す言葉を提唱しよう

一般人の私には
広く社会に発信する術がないので、せめて本屋に並ぶ本を出すために、企業出版をこの時選びました。


会社員時代にコツコツ25年間貯金した大枚はたきました。ううぅ。

子どもがいる人含めて一般に向けて社会学のようなスタンスで書きました。
日経新聞に広告を出したのも、かすかなる社会への発信ができると思ったから。

結婚するまで自分のことで必死だったから、何かのために、社会貢献したいという気持ちがありました。自己満足ですが。

今考えるとホントあほやな~。結局、書籍出してもたいした影響なかったし。

若い編集者との仕事は面白かったし勉強になり、書くということが好きということは再認識しました。

他分野事業で利益をあげていければ、自分の貯金から出した資金1000万円も年数をかけて回収できていったわけです。が、能力ないので回収どころか赤字が膨らみ、会社は解散しました。貯金が飛んで行った。。。



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