岸田文雄総理について思うこと
こんばんは、約1週間ぶりの投稿となります。
防衛3文書の改定が閣議決定されました。敵基地攻撃能力の保有や防衛整備計画など、今まで米国に頼り切っていた日本の安全保障の方向性を大きく変える決定です。
しかし、憲法9条改正もままならない状態なのであくまで必要最小限度の自衛措置、専守防衛は維持しつつ反撃能力を持つことと、かなり中途半端な内容です。安倍政権時代の集団的自衛権の限定的な行使容認からさらに半歩、踏み出したような格好です。
例えて言えば、格闘技の選手がトレーニングをする方針を決定し、試合の時は相手から攻撃があったと見られた場合に、必要最小限度の攻撃、手加減をして反撃しなければならないという状態ですね。これで自分の身を守れるとはとても思えません。
これについて中国紙の環球時報は社説で「中国の現在の総合的な実力は、日本を少なからず上回っている」「ほどほどになさるよう、ご忠告申し上げる」と嘲笑したそうです。完全に舐められていますが、当たり前です。
はっきり言って、今世界は第三次世界大戦目前と言われるほどの差し迫った状況です。時代が後押しした面が一番強いですが、それにしてもあまりに弱すぎます。
日本の場合は野党や団塊の世代の高齢者を中心にいまだに「平和主義」「反戦」を掲げて防衛力を持つことが戦争を呼び起こす、という間違った主張を繰り広げているのでやりにくい部分はありますが…世論調査でも防衛費の増額は賛成派が勝っています。世論の支持があるのです。しかし、変えることが怖い。リスクを負うのが怖い。岸田政権にはそんな姿勢が見て取れます。ならなぜ総理大臣に立候補したのか?問い詰めたくなります。
ここは私の予想ですが、岸田文雄総理は過去に東大に入ることができず早稲田に行ったというエリートにはありがちなコンプレックスを抱えているそうです。ということは、自身の政治信条よりも地位や名誉、肩書きが目的の人なのではないか?総理大臣に立候補したときも、安倍さんがご存命でしたし自分は何もしなくとも周りにやって貰えばいい、自分は宏池会から出た総理大臣になれればそれでいいのだ。こういう見栄で立候補したのではないか?と勘繰ってしまいます。
その安倍さんは暗殺という悲惨な結末を迎え、ロシアはウクライナに侵攻。中国は独裁色を強め台湾への出方を探っています。当たり前ですがここまでの予想はできなかったでしょう。この2大事件さえなければ安倍菅政治の財産を引き継いで周りに任せて風見鶏でいればよかったのですから!今では自民党そのものがパニック状態です。
今でも岸田総理はなるべく自分の立場にことが及ばないよう、ダメージを最小限にすることばかりに気を遣っているように見えます。
国民は若い人を中心にSNSなどで情報を取得し、現実を直視できるようになってきています。しかし、肝心の政治家の多くが未だ過去のくだらない利権や保身に拘っている。それを打開するにはまだ時間が必要でしょう。そこは幸運にも、中国は今国内問題で悲鳴を上げています。しかしゼロコロナ政策も緩和し経済の立て直しを図っているので少し時間が伸びたくらいでしょう。
残された時間は多くない。憲法改正など必要な措置を早く取らなければ、準備も整わないままに有事が起きることになってしまでしょう。
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