Englishisationとシンガポールの多言語生活
息子達のスクールバスが出たあと、朝食を食べながら朝刊(straits times)に目を通すのが私の日課です。
今朝のOpinion欄に、楽天の三木谷社長の記事が載っていたので読んでみると、彼が四年前から導入している社内での英語の公用語化について書かれていました。
この活動を" Englishisation "と名付け、実際に会社の規模を広げ、楽天の世界的知名度も上げ、このような記事を書いてい三木谷さん、すごいですね。
ここシンガポールでは、楽天シンガポールが今年の旧正月明けに急遽徹底し、楽天の評判は下がったとしか言いようがないですが、彼がすすめているグローバル化の方向性は正しいと思います。
シンガポールは建国以来バイリンガル政策を取り入れ、小学校から(いや幼稚園から)バイリンガル教育はスタートします。
国立大学はバイリンガルでないと入学基準すら満たさないという徹底ぶり。
我が家の10歳半の長男も、現地の幼稚園で英語と中国語を学び、中華系のインターナショナルスクールに入学し、自然と三カ国語を話すようになりました。(やはり中国語が一番弱いけれど...)
シンガポールでは、バイリンガルであることは普通のことで、食堂のおばちゃんですら英語と北京語と福建語やマレー語なんかを操ります。
もちろん、発音や文法が完璧な人は少ないが、それでもテレビで中国語チャンネルや英語チャンネルを自由に選び、ビジネスでも日常でも、色々な国の人と自然にコミュニケーションしています。
そんなシンガポールで長く生活していると、英語公用語化、というのは既に当たり前なことに感じますが、三木谷さんがリスクを取って英語化を押し進めているように、日本はもっとグローバル化して、世界に引けを取らない力を身につけてほしいと願っています。
なんて偉そうなことを書いておきながら、今夜も息子の漢字の宿題を終わらせるのに精一杯な我が家でした。