余白月間で気づいた大切なこと -carpe diem-
先月末、これまで頑張っていた一つの仕事を辞めました。
しばらく忙しかった自分にご褒美をあげるつもりで、2月は「余白月間」にする!と決め、敢えて計画は立てず、色んな事を心の趣くままにやってみました。
どんな風に過ごしたかというと
好きな本を読みふけったり、
芝生でぼーっと日向ぼっこしてみたり、
ゆっくり時間をかけて夕飯を作ってみたり、
好きな人を誘ってお茶したり、
自分とデート(アーティストデート*)してみたり、
ベリーダンスに挑戦してみたり、
英語コーチングをしてみたり、
行きたかった美術館に行ってみたり、etc...
ずっとやりかったけど、忙しくて心の余裕がなく、これまでできていなかったことをしてみました。
そんな余白月間を過ごして気づいたのは、
「今」「ここ」を生きるほど、大切なことはないってこと。
未来を憂いたり、過去を嘆いたり、
無いものをねだったり、
ここではないどこかに行こうとしたり、
自分ではない誰かになろうとしたり、
現状に不満をもらしたりしてたら、
「今」「ここ」が薄れてしまう。
だから、瞬間瞬間で、たった一つの確かなものである「今」「ここ」を大切に生きよう。
それが積み重なって、これまでの自分ができてきたし、それが積み重なって、これからの自分の人生ができていくはずだから。
私は基本的にこれまでの人生、その瞬間瞬間を精一杯生きてきました。
あまり先のことを考えたり、過去を振り返ったりする余裕もなく、
ただ、目の前の「今」を思いっきり生きてきました。
その過程で、大切なものを失ったり、大事な人を傷つけてしまったこともあるけれど、精一杯その時々を生きてきた自覚があるから、40を過ぎた今、これまでの人生8割型OK!と言えます。
決して満点ではないけど、8割OKなら万々歳と思える。
そんな「今」「ここ」を楽しんで生きる自分を批判されたこともあります。
「もっと先をみて行動すべき」
「もっと過去を振り返るべき」
と助言をもらうことも多かったです。
そのたびに、確かにそうだな、と反省する自分もいました。
「今」「ここ」を満喫するあまり、時間を忘れることも多かったし、実際のところ(多少の)遅刻も多く、たくさんの人に迷惑をかけてきたと思います。
そんなどうしようもない私を見放さず、大きな心で受け入れ、面白がってくれる人々に囲まれて、どうにかここまでやってきました。
自分を犠牲にして頑張ることはせず、いつも誰かに助けられてきたから、
「今」「ここ」の自分を犠牲にして頑張ってきた人たちから妬まれることもありました。「いつか痛い目に遭うよ」と言われることもありました。
なので、なんとなくこれまで、そんな素の自分をあまり出さないようにして、先を心配する振りをしたり、過去を反省する振りをしたりしてきました。
特に、12年間の海外生活から戻った2年半前から、これまで読もうとしてなかった空気を読もうと頑張ってみたり、
与えられた色々な役割を全てちゃんとこなそうとしてみたりして、
「今」「ここ」にしか存在できない自分を生きることを忘れかけていました。
実際のところ、それより大切なものは何にもないのに。
今日の午後、大好きな友人とお茶をしながら、こんな私の生き方や考え方を話したところ、
「天然記念物並みにすごいよ!」
と本気で褒めてもらいました。
こんなことは、特に誇れることだと思っていなかったし、このままの私でいいんだ、と認めてもらった感じがして、すごく嬉しくてこのnoteを書きました。
最後に、そんな私が大好きな言葉を、先日私のPodcast番組で紹介したので、ここにも書いておきます:
息をして。手放して。
この瞬間が、あなたが持っている
たった一つの確かなものだということを思いだして。
(和訳:Acco)
*アーティストデート: 自分の中のアーティストを連れ出すデートのこと。
この話題を、昨日公開したAcross the World PodcastのEpisode25でお話しています。よかったら聴いて下さい♪
https://anchor.fm/acco/episodes/EP25-The-Artist-Date-emc01o