年商1億円を突破する経営者の特徴
ある日、取引先の社長にこんな質問をされました。
「年商1億を超える会社と、4〜5000万円そこそこで止まってしまう会社って何が違うんでしょうか?」
興味深い質問だったので、
この質問に対する記事を書きたいと思います。
うまくいっている会社と、そうでない会社…
外からは決して見えない内側から見えてくる
「年商1億の壁を突破する会社の考え方」を今回、お伝えします。
あなたはどれに当てはまりますか?
1つ目:VISIONの対象は誰のものか
年商1億円までは『自分自身』のため
年商1億円から5億円は『社員』のため
年商10億円は『社会』のため
VISIONが明確でなくとにかく忙しくしている・その時の思いつきで仕事をしている経営者は1億円を突破しない経営者が多いです。
そして1億円から5億円になる会社のポイントは「社員について語っているかどうか」。つまり社員が自分の夢の中に組み込まれているかどうかなんです。
さらに10億を超えてくるポイントとしては「VISIONに社会的意義」が強く組み込まれている傾向が強いです。
2つ目:ビジネスモデルはどうなっているか
年商1億円は不明確もしくは完全『オーダーメイド型』で提供
年商1億円から5億円は中核商品がある。ただ『中核商品が複雑』
年商10億円は『中核商品がシンプル』である。そしてビジネスモデルもシンプル
年商1億円にいくかいかないかの段階だと中核商品が不明でビジネスモデルがはっきりしていないケースが多いです。
年商1億から5億になる会社のポイントは「中核商品があるかどうか」。
ただ5億円までは中核商品があるが商品が複雑なケースが多いです。
年商10億円を突破する会社はこれさえ売っていれば利益が出るという商品があり、マーケティングや営業マンが売るのに苦労しなくていい商品。そんなんでいいんですかというくらいシンプルなものです。
3つ目:チームメンバーがどういうメンバーか
年商1億円はチームメンバーが『経営者の手足』である
年商1億円から5億円は『優秀な管理者』に任せることができる
年商10億円は優秀な『経営者陣』に任せることができる
経営者が手足として使っているもしくは使わざるを得ない状態である以上は1億円の壁は越えられないです。
また1億円から5億円になると1~2人は優秀な管理者がいます。例えば営業やバックオフィス・人事にいい管理者を置くことができている状態です。
そして10億円までいくとチームメンバーの中に経営者感覚を持った幹部がいます。財務・人事戦略やマーケティング戦略などを議論しあえるメンバーがいるかどうかがポイントになります。
このように年商1億を突破していくには経営者のVISIONやビジネスモデル。そして人材が不可欠です。
人材に関しては1+1+1=3以上の価値の創出をすることがとても大事です。そのための組織の考え方や人事戦略などこれからも発信していきます。
今日記事で書いたそれぞれ目指したい売上規模の違いを意識しているとしていないとでは5年後10年後の未来が変わってきます。