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🎬『傲慢と善良』
辻村深月さん原作作品の映画化です。
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“読書メーター”を見ると、約5年半くらい前に読んだみたいで…
何気に良い感じにストーリーを忘れていて…なりに新鮮に観ることができましたw
真面目に言うと“傲慢”と“善良”の位相が何度も反転しまくるところが、この作品の味わい方なんだろうけど、
極めて個人的な、素直な感想としては…ただひとえに、倉悠貴さんが演じていた“高橋耕太郎”さんへの同情しかないです。
…というか、大半の人が人生で演じるのは、実はこの役なんじゃないでしょうか?
かなり前に上映された、戸田恵梨香さん主演の短編映画(角田光代さん原作)🎬『Presents〜うに煎餅〜』を観た時も、今回の倉悠貴さんとまるで同じ立ち位置の役柄を黄川田将也さんが演じていて…やっぱり、主役のふたりへ感情移入をする以前に、この役の彼に同情するばかりでした。
この手の役柄(キャラクター・登場人物)は、或る作品の触媒としては必要不可欠な役柄なんでしょうけど…ひたすらに“触媒”の人生を歩んでいる身としては、違った意味でキツいですね笑