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パラノマサイト FILE23 本所七不思議 #22 全員集合

どうも、しゅのです。
マダムルートもお蝶さんのルートも新しい話は解放されなかったので、約子ちゃんのルートへ。ヒハクの本社の前で待ちぼうけでしたが、何か進展があるのか…。

お!誰か来た?

弓岡だ!お蝶さんの監禁場所から帰ってきたところか?ミヲちゃんは顔見知りのようです。

弓岡、明らかに動揺しています。

ミヲちゃんは以前、シンタイから派遣された現場で「我妙堂垂弦」…つまりヒハクの会長とマネージャーとして付きそっていた弓岡と会っていたそうです。

突然怪しい調査が来て困っているという通報だったようで、ミヲちゃんが視たところ霊的なものは一切なし。

インチキってこと!

ヒハクの会長が色々手広く活動しているので、ミヲちゃんは単刀直入に訊ねます。

お、やはり。知っているようです。詳しく聞かせてもらおうじゃないの。

この喋り方は…。

お蝶さん!探偵とマダムもいる!無事に助けてもらえたんだね!

お蝶「やあ弓岡サン、またアンタに会えて嬉しいよ。」

弓岡「蝶澤麻由!?なぜここに…!?」

探偵たちも弓岡とまた会う予定だったしね。

これだけ囲まれたら弓岡も断れないようで、全員で話ができる場所へ移動することに。

ヒハク被害者の会

お蝶さんから単刀直入に質問。

弓岡「…それは違います。」

お蝶「トボけんじゃないよっ!じゃあ誰の仕業だってんだい!」

昔取った杵柄(?)でお蝶さんは弓岡を責め立てますが…本当に知らないとのこと。ヒハクが吉見の持つ情報を狙っていたのは事実だけども、それを手に入れる前に殺されてしまったらしい。だからやむなくお蝶さんをターゲットにしたと。

探偵たちは「送り拍子木」の呪詛珠を持ってきたといいますが、その前にヒハクが持っている6つの呪詛珠を確認したいと提言しました。

弓岡は「置いてけ堀」・「送り提灯」・「消えずの行灯」・「足洗い屋敷」・「落葉なき椎」・「馬鹿囃子」の6つを持っていると言いました。

置いてけ堀は所在不明として…送り提灯はお蝶さん、あとの4つは今ボスが持っています。つまりぜーんぶウソ。

もはやまともに喋れない弓岡サン
※ミステリアス・マドモアゼル=ミヲちゃん

探偵は「送り拍子木」の呪詛珠はあとでボスに直接渡しておく、と言いました。…ほんとか?マダムがそれを手放すとは思えないけどな。

ミヲちゃんいいですね。ズバズバ訊ねます。

弓岡「…いいえ、それは違います。禄命簿については新石から聞いて初めて知りました。そこで山森(ヒハクの会長)が興味を持ったので、研究と成果に対して報酬を支払う契約を交わしました。」

霊夜祭や七不思議の呪いのことも何も関わっていないとのこと。

ということで…禄命簿を世に広めて霊夜祭を起こした黒幕はヒハクではないことが判明しました。ただ、「陰の書」について調べていたのは事実のようです。

ミヲ「独自に色々探っていたみたいですけど、どこまで知ってます?セイマンの末裔がどこの誰か…とか突き止めてたりしません?」

弓岡「むむむ…それは……。」

弓岡「うぐぐぐ…。」

痛いところを突かれた弓岡。もう話すしかないよ!

弓岡「わかりました…観念しましょう…。こちらで独自に調査した結果…」

禄命簿・陰の書の秘蔵場所は「ふたつに分けられたお守り」に隠されて代々受け継がれている、とのこと。前回、推測したとおりですね。ヒハクは、お守りの現在の場所については把握していない様子。

それぞれが聞きたいことはあらかた聞き出しました、弓岡は、「そちらの情報も…」とごにょごにょ言いかけましたが…。

お蝶さんから一喝されて、しぶしぶ会社に戻っていきました。探偵たちもこの場を去るようです。ボスに必ず呪詛珠を渡すよう、ミヲちゃんが念押ししました。

うーん、わざとらしい。これは多分渡しに行かない。

残ったのはお蝶さん。

約子ちゃんは、吉見のお守りを持っている奥田ちゃんのことを伝えました。2人だと、お守りを譲ってもらうことは難しそうだったのでお蝶さんに頼みたいと申し出ると、快く引き受けてくれました。

お蝶さんとは後で高校で落ち合うことになりました。お蝶さんはそのとき、ボスに呪詛珠を預けるそうです。




さて、高校にやってきました。ボス、襟尾くん、お蝶さん、みんな揃っています。お互いの状況を一通り説明します。

ボス「ヒハクはまだ何かやってそうだから、一度徹底的に洗わねえとダメだな。」

一同「………。」

約子「そういや葦宮のおっちゃん、捕り逃しちゃったんですか?」

ボス「うっ…もうそんなに広まってる?」

追い詰めたけど人質を取られて逃した…というとこまでは報道されているようです。その後どうなったかを襟尾くんが話しました。

人質=ボスの娘=灯野あやめ
いまだに行方は分からず、重要参考人として手配中とのこと。

根島は呪い殺された可能性が高いですしね。つまりボスの娘が呪主かもってこと。場所的に考えられるのは「津軽の太鼓」の呪主かな。

襟尾「ってわけで、この話が終わったらオレたちもすぐに娘さんの捜索に向かいます!後もうらひとつの白石美智代のお守りも娘さんが持ってる可能性が高いようなので!」

「そうそう…」と、お蝶さんは自分の持ってる呪詛珠をボスに預けました。これでボスが回収した呪詛珠は5こ。呪いの耐性(?)があるとはいえ大丈夫かな。

お蝶さんは奥田ちゃんから、お守りも預かってきてくれてました。おさすが!

そして、ミヲちゃんのところに「シンタイ」から連絡があったらしく、その内容はというと…。

本所事変があったとき、江戸にいた陰陽師の女性で美貌に強いこだわりを持っていて好き放題していた人物がいたそうです。また、この人物はセイマンと秘術を巡って争っていたようです。

術師としてはかなりの力を持っていたらしく、それが相当な恨みをもって死んだわけなので…七不思議に関する何かに怨霊として残っていた可能性もあると…。

ミヲ「もし現代にアシノの一族の末裔のような、波長の合う人間がいたとしたら、呼び覚まされて乗り移っているかもしれないと。」

ボス「セイマンの末裔がいたように、アシノの一族の末裔がいてもおかしくねえわけか。」

約子「あのー…いや、ひょっとしてですけど…。」

ズバッ

女性だし、お守りも探していたっぽいしね…。

ミヲ「でも…それだったら津詰警部がアシノの一族の末裔ってことじゃないと…。」

約子「あ、そっか。警部は別に普通の人なんだっけ?」

襟尾「霊への耐性が強いのもそのせいだったり?」

ボス「…俺がそういう陰陽師の血統だっていう話は聞いたことねえな。だが…なんだ…その……。」

ボス「……あいつが黒幕の可能性は…ある。」

ミヲ「えっ…。」

ボス「これは当人にも何も言ってねえんで、黙っててほしいんだが…」

!?

まって!20年前?さっき聞いた話と合致するじゃん!そこ繋げてくるんですか…。ひええ…。

…ボスは、発見した赤ちゃんを放ってはおけなかったのだそうです。

ボス「そもそも、本当に篠なんて女がいたのか。戸籍も遺体もなく、当時の調査でそんな女は浮上しなかったからな。仮に実在したとしても、黒魔術の効果で赤子に転生って話も疑わしい。」

ボスは根島の黒魔術の話は信用しておらず、あくまで根島と篠の子だったのでは…と思っているそう。篠の出自がわからない以上、アシノの末裔の可能性も否定はできないということ。

篠とアシノってちょっと語感が似てますね。

ボス「あいつの責任は親である俺の責任だ。そこだけは何があろうと揺るぎねえ。」

ボスー!かっこいい!奥さんと離婚しているとはいえ、良いお父ちゃんです。

ボス「じゃあ、捜索に行くぜ。あいつと会って、全部ハッキリさせる。」

襟尾「はいっ!」

灯野あやめは今何処へ…。早く見つかりますように…!

#23につづく

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