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一曲で二度美味しい。

今日は生演奏の音と、打ち込み機械音の関係性について。

sleepyheadの始める時、直感的に思ったのは、その二つが混ざり合ったどっちつかずの音像がやりたい、というところ。

それは自分の根本的な部分に、'曖昧'だったり'歪'だったり、'両極'みたいな美学があるからなんだろうなと。

実際今までの音源はほぼほぼ打ち込みに対してのギターだったり、打ち込みに対しての生ドラムだったりと、どちらかだけという振り切り方はしてなかった。

だけど、今回dark side beachやbedsideは生音は一切入っていない作り方にトライ。

1番の理由は、ライブで生音の演奏とのミックスを楽しめるから。

音源は打ち込み中心で作り、それを現場では生演奏と組み合わせる。

一曲で二度美味しい。

生楽器だけのライブバンドが強化系だとしたら、完全に変化系や特質系。

FXという環境音や効果音的な物を多用することで、より映像的なイメージをプラスした音作りを目指してる。

余談ですが、ジャンルのないsleepyheadが指針としてイメージ像を具体的に絞ろうといくつかピックしたアーティストを紹介すると

Halsey, Pale Waves, passion pit, Sia,Two Door Cinema Club

などなど。

なぜ洋楽のアーティストばかりをピックしたかというと、自分という歴史を掛け合わせたら自然と独特のバランスになるだろうからという栄養強化の側面かもしれない。

結局最新のサウンドを聴いても、自分という基盤があるからそこも両者の駆け引きに置いて産まれるものなんだろうな。

逆に言うと、影響されすぎなくていいので、最先端のアーティストを聴いてもブレないと言うキャリアに差し掛かろうとしているタイミングなのかも。

だって感動するのはいいことだけど、流行を求めるばかりで芯が変わってしまったら、もう自分で産み出す意味がなくなってしまうからね。

10/14横浜からついにツアーが始まります。前日13日には大阪のミナホも(16時くらいからFAN Jです来てね)

ファイナルは赤坂BLITZ。演出てんこ盛りです。

一本一本、生音と機械音の駆け引きを楽しめると思うと、楽しみで仕方ない。

イメージして見ると、一曲で二度美味しい、と言うのは違ったな。

きっと演奏する度に何度だって味わえる。

音源で。ライブで。ライブ思い出して。友達に紹介して。凹んでる時。アガってる時。

その場所や回数が多ければ多いほど、その人のなかでその音楽が熟成される。

ってことは、貪欲な人の完全勝利。音楽ってなんて贅沢な遊びなんでしょう。

うん。前言撤回。

正解は、一曲で何度でも美味しい。

でした。


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