睡沢日記 #25
『ID: INVADED』を観はじめた。現代SFにあたるのかな。フロイトの精神分析学をベースにしたオカルトチックな作品っていっぱいあるけど、これは白眉かも。キャラクターも魅力的だし、展開がうまいし、呑まれる感じがある。グロは苦手なんだけど、アート性が強いから我慢できた。
久しぶりに会った友達が千鳥のノブみたいなツッコミしかしなくなってて悲しい。お前、昔はオリジナリティのある笑いで高校の天下取ってたじゃねえかよ……。
クローン・トルーパーがジャンゴ・フェットのクローンだからといってジャンゴ・フェットの能力をそのまま持っているわけではないように、千鳥を真似ても千鳥の面白さは出ない。ただ、学ぶは真似ぶから転じたわけで、最初からオリジナルを求めるよりは真似から入ったほうがいいとも思う。
創作始めたころは誰の真似してたかなって思い返すと、たぶんジュール・ヴェルヌ……? スチームパンクのオタクになったのがディズニーシーのミステリアスアイランドだったなあ。ヴィクトリア朝が好きになったのはシャーロック・ホームズだし、ファンタジーはNHKアニメの『獣の奏者エリン』かな? 上橋菜穂子いいよね。
最近はSNSを見るとフェミニズムと表現の自由の対立が目について、正直ちょっとしんどい。どっちも声の大きい過激派が目立ってるんだよな。過激な意見って気持ちがいいから拡散されやすい。SNS時代のネットリテラシーがやばい。
小説を書いている身として、表現の自由は大切にしたいと思う。妥当な規制の案がまだ提示されていないから、そこの議論も不足しているしね。現状、民主主義が最も妥当だとされているのなら、それに則って市民による議論と合意がしっかりなされたら理想だよね。
ただ、不安なのが、表現に関する一切の批判を「フェミの妄言だから耳を傾けるな」みたいな形で無視する動きがあること。それが一番やばいのよな。レッテル貼って処理するの短期的には楽だけど、絶対にツケが回ってくる。怖いなあ……10年後、20年後も美少女の出る小説が書ける時代でありますように。
原稿は順調。ただ、仕事やらなんやらで12月以降のスケジュールが過密な気配がする。今のうちにしっかり書いて、初稿は年内に仕上げないとな。
それ以外の活動についても着実に進行しているけど、まだ先になりそう。体調が整ってきたし、頑張るぞ。
今日やった偉いこと:
・低気圧に負けずに作業を進めた
・『ID: INVADED』観た
・ダン・ブラウンの『天使と悪魔』読んだ
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