超敏感人間はとにかくイメージで乗り越えろ

本日、帰りのバスで私は運悪く後部座席にかなりの声量で罵詈雑言を放つ女性がいるバスに乗り込んでしまった。見ると、女性は電話をかけており、「死ね!」や「はー?訳わかんないんだけど!」等と耳を塞ぎたくなる激しい言葉の雨が降り注いだ。

彼女の怒りの矛先は相手に向けられているのは明白だが、なにぶん自分は他人の影響を受けやすい超敏感人間なものだから、彼女が何かを発する度に自分が悪く言われているようで、以前ならば酷く怯えて、最悪なんでもないのに泣いていたに違いない。そう、以前ならば。


私はイメージしていたのだ。私の心が柔いのは重々承知している。心が柔いということは、自在に細工が出来るということ。私はピンと張りつめた頑丈な布をイメージして、彼女の罵詈雑言マシンガントークから放たれた銃撃をその布で弾き飛ばすイメージを膨らませていた。
するとどうだろう。イメージに集中する事でその聞くに耐えない耳障りな言葉の羅列も、冷静に聞き流す事が出来たのだ。
まあそこそこ距離があったことも大きいといえよう。やはり、そういった人間とは距離を置いておくのが一番だ。
バス降車後、ひたすら無防備な状態でダメージを受けていた時よりも、精神的ダメージが軽減していたような気もした。流石に少しはすり抜けてきた弾もあるので無傷という程でもないけれど。

もっと具体的なイメージにするならば、例えばピアノ線を何重にも張り巡らせている図とか、ムチムチセクシー美女が弾丸を華麗に避けつつセクシーポーズをとる図とか、ムキムキマッチョの胸筋が弾丸を弾き返す図とか、とにかく何でもいいから頭の中で思い描くのだ。
全く無関係の他人から余計なダメージをくらって貴方の貴重な時間を無駄にする必要はないのだから。
寧ろ、弾き返して相手にぶつけるくらいのイメージでやってもいい。ただ、それを行動に移しては問題になるからイメージのみでお願いしたい。
たまに、バスや電車とかでこういった場面に出くわして苦しい思いをして、後々悪影響を及ぼしている人に是非オススメしたい。自分の心が脆くて柔いことを自覚している人たちに、どうか試して見て欲しい。

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