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個展“POETORY” メモ01

2022年11月9日〜22日まで、
名古屋三越アルテカーサ にて開催する
個展“POETORY”のための展示メモ


WOWs™️(ワウ)
2022年1月よりグラフィック作品をSNSにて発表しはじめました。デザイナーとしての仕事の合間もしくは終了後にそのまま作品制作に流れることから、デザインソフト“Adobe Illustrator”を使い、マウスでデジタルドローイング しています。ベクターデータ特有のラインやカラーの、ある種の“軽薄さ”が自身の表現したいものとマッチすることも、デジタルで制作を続ける理由でもあります。80〜90年代のあらゆるサブカル体験をベースに、ポップさとシニカルさを備えた独自のモノクローム表現を目指しています。

作家活動を始めた理由
長らくデザイナーとしてクライアントワークをこなしてきましたが、それとは全く別の、自分主体の表現がしたいとここ数年考えていました。そこにきて、コロナや混沌とした国内外の社会情勢の不安につきあたり、とにかく何かメッセージを吐きだしたいと思うようになり、絵を描き始めました。例えが良いかはわかりませんが、修道女や僧侶が祈るように、私も描いているのかもしれません。

個展タイトル“POETORY”について
自分語りや詩を書くというと、冷やかし揶揄される風潮がありますが、私にはとても自然なことです。人はとても詩的な生き物だと思うから。休憩中に流れてきたニュース。街で見た光景。突然思い出した記憶。それらを自分なりの言葉と断片的なイメージでアウトプットして出来たものが、これまでに発表してきた作品たちです。日々、光と影を残して“詩的”にストックされていく様々な感情と、琴線にふれた写真や古書など収集された様々なオブジェクト、そして現在までのあらゆる体験。それらをトリミングやデフォルメを繰り返し、ミックスアップしたものをグラフィックに落とし込んでいます。そうした制作から生まれる、時間の前後が分断され取り残されたモノクロームの陰影が、自分と誰かのための“日々”への手がかりになれば嬉しいです。




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