ささやかなことに幸せを感じる /day51
この前母親と話していて気づいたことについて話したい。
その時は僕が身のまわりの整理をしていた時、貝殻と砂を入れてインテリアとして飾っていた瓶について、母親から花瓶として使えそうだから残しておいて欲しいと言われたため、その瓶を残しておくことにした。
しばらく経ち、母親がその瓶をよく見ながら、「この瓶は丸っこくってとってもかわいいね〜」と嬉しそうに、そして愛おしそうに言っていた。
僕はその便をただの要らない瓶としてしか見ていなかったが、母親がそんなに感動するのを見て僕自身も改めてその瓶をよ〜く見た。すると、僕もなんだかその瓶が可愛らしく見えてきた。僕はなんだか不思議さとともに、母親のなんでもないただの瓶を可愛がれる感性に感心した。
母親は花を生ける習慣があるから瓶に着目することは当たり前と言っても良いかもしれないが、それでも当たり前の日常の中で物事を面白がれたり、楽しめる人はとてもすごいと僕は思う。
お金や物を溢れるほどもっている人や、何か偉業を達成する人はすごいと思うが、だからと言って毎日幸せを感じるかというと、そうでもないからだ。お金を持っているのにお金が欲しい人もいれば、地位や名誉を飽きずに欲しがる人もいる。だからこそ日常を楽しめなければいつまで経っても幸せを感じられないと僕は思う。
そのため、身の回りの日常に目を向け、自分から日常を楽しむことは大切だなと改めて感じた日だった。