シェア
夏目一眞
2019年4月1日 01:57
僕の知る限り、世界で一番夜が似合う花である。においもなく色も薄いのに人を狂わせる何かがある。今年は結局お花見をする予定はないけれど、今僕の脳内で桜が満開である。ビールを少々飲んだからだ。今この瞬間がつらいかどうかって、結局気の持ちようではどうにもできないのだろう。一生付き合っていくしかないのだろう。僕は考える。この間まで、一片たりとも咲いていなかったずだ。いつのまにこんなことに
2019年2月28日 01:06
2月に入ってから体調がとても悪い。もともと1ヶ月に五日間ほどは寝込むのだが、今、今月3回目の寝込みだ。ネコミ。ネコミミ。冬の間は寒さに気をとられる事ができる。あったかくなると、寒さに取られていた心のスペースがぽっかり空く感じがする。誰も住んでいない家はすぐに朽ちるそうだ。僕の心はいま、朽ちているのではない。朽ちないように、僕の無意識が、出来合いの泥で隙間を埋めているのだ。曇り空