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夫の髪型が次女に寄っていた

ここ数ヶ月、バリカンでのセルフカットにチャレンジしている夫。
美容院に行った方が…と勧めるが、「もうバリカンも、スキバサミも買ったから!!」と鼻息が荒い。
でも後頭部のカットがかなり難しそうだから、私やるよ?と言うのだけれど、固辞される。
なぜだ?
「俺はやり切る…!」
なにかしらの、使命感に燃えているっぽい。
私から逃げるように、寒空広がると夜のベランダに、なぜかタンクトップ姿で、勇ましく出ていく。
(夫は、この令和に、ビリーズブートキャンプにいまだ入隊しており、ちょうど訓練後だったらしい)
寒そうだし、絶対失敗しそうだ。
慌てて「せめて手伝うって!」とベランダのドアを追っかけると
「虫、入るよ?」と言われたので、即閉めた。
夫の髪の毛をカットしてあげることより、虫が室内に入る方が、深刻だ。(ーという私の心のシーソーを、分かっている夫。)
そして、出てきた夫はー

あんなに勇ましかったのに、次女に似てしまっていた。
ピヨピヨ。

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眠井アヒル
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