仕事の日、立ち上がれなかった

今日は体調不良で欠勤した。
体の症状的には頭痛・目眩・吐き気・倦怠感etc...
典型的な病人の症状が出ていた。主に倦怠感。
思い当たる理由は無いが、あまりにも身体が動かずにベッドの上から動くことができなかった。
出勤の時間になっても身体を動かそうものなら普通にずっこける。朝8時にマンションに響くどすんという音があまりにも滑稽な程に耳に残った。
会社にはごめんなさいして仕事を休み、アニメをBGMがてらに流して身体が言うことを聞くまで横たわった。

次のアクションを起こしたのは2時。
頭痛や吐き気は収まったが、さすがに水を口にしなければやばいということで冷蔵庫に向かい、一杯を喉にねじ込んだ。
熱は無いのにこの気だるさはなんやと本気で思った。

コロナを含めたあらゆる可能性も頭の模索したが出てこず、あまりのだるさにネットでも調べる気が起きなかった。

ようやくまともに身体を動かせるようになったのは午後5時。
すっかり夕陽も傾き、部屋に茜色の光を白い壁が投影していた。
その自然色がなすあまりの美しさにようやく身体を起こせた。

そこからは部屋の掃除を少しだけして、今日初めての固形物の食事をし、その後部屋の模様替えをすべく近くの商業施設へと出かけた。

歩いている中で起き上がれなかった、足が進まなかった事について考察したところ、ひとつの可能性が浮かび上がった。

鬱だったのかもしれない。

理由なんてものは分からないが、社会を生きていく中で自分は「メンタルが弱い」。正確には「忍耐力がなく、その癖1人で抱え込みやすい」人間である。
高校時代から部活を辞める時も半ば鬱状態だった。
好きな野球を、4年間してきた部活を放り出すのは惜しかったがそれでも耐えられなかった。その時の途中の状況と似通って来ている。
当時と違って救いなのは仕事が上手くできないだけで人間関係には問題がないということか。
人間関係がいいからこそ期待には応えたいと思う。そこの良さは間違いない。

苦しいことはあるがそれも仕事のうちであり、辞めたいとかは思わない。
いつかは辞める未来があるが、少なくとも今では無い。むしろ今やめたら野球を手放した時の「なにもない自分」に戻るし、第一生活がかかっている。

ここまで来ても解は変わらないけど、さすがにこのままでは良くない。
次の休日、自分の感性に訴えかけてくる美しさを纏った場所に赴いて、自然に答えを聞いてみたいと思う。

どこへ行こうか。

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