見出し画像

鑑賞のち水泳

2021(R3)0907Tue

今日、友達と朝走る約束をしてam6:00に起きたのだけれど、友達はまだ夢の中を泳いでいるらしい。起きた時は眠くて仕方なかったけれど、朝焼けをその子と見たいなと思って、ベッドから(反動をつけて)がんばって起き上がった。ベランダの窓からかすかに見えた朝焼けは、夕焼けより幾分も淡くて、薄黄色と桃色の混ざったような色をしていた。空っていつもそこにあるくせに、毎秒色も形も流れるように変わっていく。30分くらい友達を待っている間に、もうあの色は、大きな背景色に馴染んで消えていった。正直私は走りたくなかったので、同じく夢の中へ引き返した。正確には夢は見てないけれど。そういえば、いつのまにか冷房がいらなくなっていて、時間の流れを急に実感し、恐ろしくなった。もうすぐ、分厚い布団が必要になるのかもしれない。この間なおした気がするよ…。ただ、冬は私が一番好きな季節だから、待ち遠しい気もする。でもやっぱり怖い。明日はいつだって少し憂鬱で、理想的な日々までの遥かな道のりを感じさせる。本当は今が、いつかの理想的な日々だったりするのだけれど。手元にないもの、消えてしまいそうなものにばかり、心を動かすのは悪い癖です。だから、心が筋肉痛になるのかもしれない。嘘です。そんなに普段から動かしてないね。本当に筋肉痛なのはふとももとふくらはぎ。やっぱり走らなくて良かったよ、大分痛い。沈むベッドから連れ出そうとしてくれたあの子への罪悪感を抱いて、二度目の瞼が下りる。

#日記 #ミスiD2022









いいなと思ったら応援しよう!