片さない部屋と透明なベランダ

久しぶりに透明な涙を浮かべた。怒っていて、私はわりかし怒っていて、ぐー悔しい と 自分を慰めるようにおりものの滲む感情を雑な濾過器にかけるように、泣いていた。怒り!怒り怒り悲しみ、昇華なんてできないよ。私の中の大いなるものに支配されてしまって(それは強いもの)(けれど美しくはなかったな) 逃げ出したいね、この教会から。
晴れた日は良い 祈るなら雨の日が良い
悲しまないで欲しいな〜 もっと言うと、幸せでいて欲しいよ!あなたの幸せが何かは知らんので、私の結果と交差して反比例してしまうかもね。 大人になったら引き出しの奥にしまわれる友達、そういうものになりたいな 忘れられるの さみしいけれど、極彩色のあの瞬間は消えるわけないのよね。
ゼリーは消えたよ。空気を殺してどこまでも詰まったゼリー、むかつくから穴開けた これが透明さだよ 世界の奥行きに頬をつけたら、鉄棒みたいにひんやりとした。唇のかさかさに触れて、部屋に戻った。マッチはいつでもチョコレートの缶カンに入ってる 

青い夜、ピンクのビル、蛍光色の月 やっぱりあなたが一番綺麗にこの星で笑っていると思うよ。嘘じゃないけど違ってるかも あなたの周りには景色しかなかったから 
私も、汽車を待っている


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