恋の衝動

2019(R1)0715Mon

この一週間ずっとそわそわして、遂に遂にやってきてしまった、今日。高速バスで4時間、格安料金で往復4千円。高鳴る鼓動に合わせて鏡を見る回数が増えていく。私の人生で、この瞬間が一番少女漫画のヒロインに近づく。

私の推しと初めて目を合わせたのは5月のリリースイベント。そこはビルの屋上だったけれど、今回はライブハウス。私はジャニーズのコンサートにしか行ったことがないから、ライブハウスは未知であるけどもどこか甘く見ていた。腹の底まで響く音楽!!客席の隅から隅まで突き刺す光線!!真横から包み込むスモーク!!これらが一気に私たちをアイドルの世界へ引きずり込んだ。彼女は、地獄から這い出てきて私たちを救いに来た誇り高き剣士のようだった。客席はこんなに詰まっていて暑苦しいはずなのに、突風が吹き抜けて私めがけて言葉を突き刺していくようだった。血の代わりに涙が溢れた。これが感動なのかなんなのか分からないけれど、彼女が叫ぶ毎に私の心臓と肌と脳が激しく震えていた。「生きる」って全身で答えてた。彼女は激情的で格好いい一方、とてつもなく可愛い。ステージ上でも可愛いし、特典会のときも「可愛い」しか言えなくなるくらい可愛い。本当に、彼女は愛しさが具現化した人間なんです……

彼女にはずっと笑顔でいてほしい、無理に笑顔を作れって意味じゃなくて、いつだって最上級に幸せでいてほしい。彼女のいるグループが大きくなるのも彼女がどんどん地上の人に見つけられていくのも、少し寂しいけれどそれが幸せなら私はそれを見届けたい。もし、叶うなら、できれば、その幸せを担う1人に私はなりたい。なんて。

#日記  

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