お伺い疲れ

会社へは
「退職関係書類をいつ送ってもらえるのか」
「給料がいつ入るのか」

労基署やハローワークには
「会社と連絡が取れたか」

卒業校へは
「ポートフォリオのアドバイスをいつ返してもらえるか」

様々な方向に、同じようなお伺いを何度もして、いい加減疲れてきた。
そのお伺いの結果、進展らしい進展があるわけでもない。

会社だけに留まらず、その他の機関からもまともにレスポンスをもらえない状況が自尊心を低下させていく。

どこも忙しいことはわかっている。
私以外の案件を抱えていることはわかっている。
そもそも連絡をよこさない会社が元凶であることも、わかっている。

だが、
「結局私はその程度の優先順位である」
ことが透けて見えてしまう。そうでなかったとしても、様々な事象と現状が重なってそう見えてしまう。

宙ぶらりんで、私個人ではできることも少なくなってきてしまった。
待つ以外のことは、お金がかかる。

待つのが嫌なのではない。先が見えないまま待つのが嫌だ。

これでも一応クリエイター。
持て余した時間で何か作ってみたりもするが、アイデアが無限に湧いてくるほど精神的に余裕があるわけでもない。

進展はどこに落ちているのだろう。

ここ最近、事が動いた音がしない。会社から完全解放されるビジョンが見えない。

給料、書類、全ての困り事から解放され、私が真っ直ぐ次だけを見られるのはいつだろう。

心情としては、一刻も早く再び私を雇ってくれる会社を見つけて飛び込みたい。

しかし今の状況で再就職をしたとしても、日中抱えている問題事を考えずに過ごせるとは思えない。

とりあえずはこの「お伺いの渦」から脱却するのを第一目標とせねばならない。

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