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非婚アラサー単身女、家を買う③持病持ちが収入減に備えるには?

ラディカルフェミニスト、反出生女がマイホームを手に入れるまでの本シリーズ、今回は「どのように堅牢な返済プランを立てたか」「持病持ちが収入減に備える方法」についてです。


ローン本審査


購入物件が決まったら、ローンの本審査へ進みます。
私は別の「より高額」かつ「銀行的に条件の悪い」物件Bで仮審査が通っていました。
「銀行的に条件の悪い物件」というのは何かというと
完全に単身向けで狭小マンションのため、投資用に見える物件であることです。
この条件で仮審査が通っているので、融資額が下がる+投資目的の可能性が消える家族向けの物件Eであれば、却下される可能性はほぼ無いだろうと考えていました。

Bで仮審査が通っているので、Eで落ちることはないはず

変動金利と固定金利、どちらが良いのか

結構迷ったのですが、予定よりも物件価格(融資総額)を抑えられたのもあり変動金利で借りることにしました。
どれくらい安いかというと、月のローン返済額が、賃貸家賃の1/2なんです。
修繕積立や火災保険や固定資産税を入れても、賃貸家賃の2/3です。
なので自分が働いて収入を得られている限り、多少金利が上がろうとも破綻はしないと判断しました。

金利上昇とともに月額返済額が上がるとして、
それで困るのって「収入に対して高額なローンを組んでいた」か「避けられない出費がある人」だと思うんですよね。
「避けられない出費」とは家族構成の変化(子供の教育費)や医療費などを想定しています。

夫婦だけで子供は作らないつもりだったけど、デキちゃった。
子供は1人のつもりだったけど、想定外(?)に2人目がデキました。
その場合、変動金利でローンを組んでいて金利が上がると、貯めていた子供の教育費をローン返済に充てることになるかもしれません。
家族構成が変わると一軒家を建てたり転居が必要になるかもなので、教育費以外に転居費用も想定リスクですね。

繰り返しになりますが、私は非婚非産女なのでこの先家族構成の変化はありません。「避けられない出費」は医療費だけ。(しかも自分の分だけ)
自分の収入減(健康リスク)に備えれば、ローン返済は破綻しないと考えます。

パートナーを自分が養うつもりの人や子供ほしい人、あるいは意思がまだはっきりしていない人は、固定金利のほうがいいかもしれませんね。

どの団信に入ればよいのか

団信について一言で説明すると「病気になったら住宅ローンを返さなくて良くなる制度」です。
(病気に関しては諸条件あり)
「死亡or重度の身体障碍(一般団信)」に関してはローンを組むとほぼ自動的についてくるので解説は不要かと思います。

そのほかの団信だと保障の範囲が広い順に
「就労可能なけがor病気」「三大疾病」「がん」となりますが、
家族に借金を背負わせたくない、資産を残したい人は手厚いものに入っておくと良いかもしれません。
単身の方が、医療保険代わりに入るのもアリだと思います。
ローンがチャラになったら、これまでは返済に充てていたお金を医療費や生活費に使えますよね。
当然のことながら、保障の範囲が広い順に加入条件(健康状態の審査)が厳しいです。
持病持ちの私はローン本審査にて、がん団信のみOK(他全部NG)でした。ちょっとショック。
金利の上乗せ分が個別にがん保険に入るよりも安かったので、がん団信だけ入ることにしました。

団信がダメなら何でローン破綻に備える?

持病について簡単に説明します。
新卒で入った病院でのパワハラをきっかけにメンタル疾患に罹り、ローン審査時も薬を飲んでいました。(メンタルの薬+不眠の薬)
※2024年8月現在: 断薬チャレンジ中です。1ヶ月薬無しで生活できてます。

まだ若いですし健康診断の結果も良好で、超元気に仕事できてるつもりだったので、一般的に「持病持ち」扱いになるということに衝撃を受けましたね。

まあ銀行がダメというなら仕方がないので、団信以外の他の手段でローン破綻(収入減)に備える必要があります。
私がトライしたのは「就業不能保険(無制限・メンタル疾患含む)」「就業不能保険(三大疾病)」「医療保険」の3つです。
就業不能保険というのは、病気で働けなくなった時に一定額を支給してくれる保険です。支給される保険金で収入減をカバーできれば、ローン返済の不安が減りますよね。
もちろんカバーされる病気が広いほど、審査が厳しくなります。
様々な保険会社に申し込みをして、いくつかの保険会社で「就業不能保険(三大疾病)」のOK連絡を貰いました。とりあえずそのうちの1つに申し込みました。

当たり前ですがメンタル疾患歴があるので、「就業不能保険(無制限・メンタル疾患含む)」は全部落ちました!ですよね〜!
薬も飲まなくなって何年か経ったら、告知義務に該当しなくなる場合もあるのでより良い保障ゲットを目指して断薬チャレンジをしてる所です。

「医療保険」は上記2つに比べると審査基準が緩い分月額保険料が高いです。なので就業不能保険が全滅だった場合の最後の手段として考えていました。

Next: 物件の引き渡し 実印のデカさ=自尊心の強さ…多分!

本審査も通って自分なりに返済プランを固めました。
次は売主・買主・不動産屋・融資先・司法書士が一堂に会して「物件の引き渡し」を行います。そしていよいよ引っ越しです。
お楽しみに。

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