お値段以上のお買い物 上
りょうじ 2019年11月27日
>美優様
正直に自分のことを書きますね。
りょうじは女性になりたいという願望はありませんでした。
もちろん女性の下着は持っていません。
ただ、美優様に少しでも近づきたいと思ったんです。
それと、ペニクリに惹かれたのは、美優様の写真を見せていただいてからです。
もちろんペニクリは写っていなかったのですが、素敵な女性!と感じて震えるほどでした。
確か、ペニクリという言葉も美優様に教えていただいたのです。
それもあって、いえいえ、あまりにお美しくて気分が高まりました。
美優様のペニクリで、喉の奥まで突かれたいと思ったのです。
えずくくらい乱暴に。
息ができないくらい。それでも許してもらえないくらい。
こんな気持ち初めてです。
これまで、男性とも女装娘とも関係したことはありません。
美優 2019年11月29日
>りょうじ
それじゃあミッションを与えるね。できるかしら?
専門的で店員さんに自分用のが欲しいと伝えサイズを測ってもらって購入すること。買うのはブラショーツセットね。
難しければ最初はドンキホーテでも可。ドンキの時はすぐに使うのでタグを外してくださいとお願いすること。
購入できたら着用した写真を送ること。
りょうじ 2019年12月1日16:58
>美優様
ご報告遅れてごめんなさい。
初めての経験で、とにかく、こんなに恥ずかしい姿を早く見ていただきたいと写真を送りました。とりあえず証拠のレシートです。
報告は長くなると思うので、分けて送りますね。
今日は2019年12月1日の日曜日です。
もう街にはクリスマスソングが流れています。
でも、ことしの札幌は雪が遅くて根雪はまだです。
ご指示を必ず果たそうと思うと昨晩は興奮して眠れませんでした。
午前中はジムで汗を流して、その後は大浴場でこれからのことを想像しながら股間や肛門周り、足指の間まで丁寧に洗いました。
こういうときってきれいな体になりたいと思うんですよね。
この体を美優様に使ってほしいという気持ちがあるから。
汚かったら失礼ですもん。
毛の処理はどうするか、ちょっと迷いました。
でも、勝手に剃るより美優様の指示を仰ぐ方が、恥ずかしさが募る気がして、そのままにしました。
それだけで濡らしてしまいました。
りょうじ 2019年12月1日17:09
>美優様
実は昨日(11月30日土曜)、ドンキに立ち寄りました。
そのとき心に誓ったことがあります。
1 できるだけ恥ずかしいショーツ、ブラを選ぶ
2 可愛い店員様を見つけてサイズを計ってもらう
3 一番混んでいるレジに行き「これから自分で履くのでタグを外してください」と周りの女性たちにも聞こえるよう出来るだけ大きな声で言う
心はすでに女装マゾですね。想像しただけでドキドキしました。
もちろん、こんなミッションをお与えくださった美優様にも感謝しました。
でも、ドンキのインナー売り場は中国人が大勢いて、バーゲンセールのような状態です。
お土産にするのでしょう。女性ものの下着をどっさり買う男性もみかけました。中国の露天じゃないんですから。結局この日は諦めました。
りょうじ 2019年12月1日17:27
>美優様
ドンキを離れると札幌地下街のエメフィールに入ろうかと思いました。男だったら変なやつと思われないよう足早に通り過ぎる、でも素敵なお店です。とにかく明るいんです。まぶしいくらい。パステルカラーと布地の小ささと素敵な女性が目立っています。おまけに通行人からも丸見えで、足を踏み入れる勇気がありませんでした。
これが、東京だったら、美優様が近くにいてくださったら、思い切って飛び込んだでしょう。いえいえ、美優様がリードしてくれても尻込みしたかもしれません。そのくらい特別なお店です。(いつかは行きたい!)
その晩は、帰宅してネットで下着について検索しまくりました。
女子高生が履きそうなものから、レース、Tバックまで。
これまで男として身につけたことのない、刺繍つきや淡い色がいいかな。想像しながら、ペニクリを濡らしてしまいました。
いけない娘ですね。
女装娘用のサイトでも調べました。
トップとかアンダーとか。初めて知ったのです。うぶでしょ。
172センチ、60キロとちょっと細め。アンダーバスト82。
じゃ、80かな。
迷ったのはカップです。
男の自分は巨乳好きではないのかもしれません。FとかGとかだったら、どぎまぎしてしまいます。
トップとアンダーの差?
ほとんどないので、AかB。
初めてだし、控えめの方がかわいくない? でも、おみせで多いのはDくらい?
ショーツはTバックってすごくセクシーで恥ずかしい。だって男ですから。本当はほしいんですけど、ペニクリがうまく収まらないかもしれないので普通のにしようと思いました。
そして今日(12月1日日曜日)を迎えました。
ジムの後、ちょっと遠出をして、しまむらとアベイルの複合店に立ち寄ったのです。全国どこにでもあるあのお店です。
ミッションを頭の中で反芻し、「今日からは淫乱な女装マゾよ」と何度も呟き、覚悟をきめました。
りょうじ 2019年12月1日17:49
>美優様
入りやすかったしまむらのインナー売り場はおばさんと家族連ればかり。
肝心の商品も丈夫で長持ち、保温性抜群で尿漏れも目立たない実用品という感じでした。ちっともセクシーじゃありません。
隣に若い子向けのアベイルがあるのを知っていました。
中の通路からアベイルに入ると奥の下着コーナーに直行です。
ごめんなさい。うそです。
本当は男子向けウエアや靴のコーナーから遠くの女性用下着コーナーのレイアウトや展示の仕方を観察したのです。
変態だと知られたらどうしようと心配でした。
客は数人。レジの女性が2人。商品整理の店員が3人?
意を決してコーナーに向かいました。棚をチラチラ見ては一度通り過ぎます。だって目のやり場に困ります。ぱっと明るくて、カラフルで、かわいくて、男子禁制のお花畑のよう。心臓もばくばくです。
深呼吸するともう一度、長さ10メートルほどのコーナーを歩きます。片側の棚いっぱい下着がぶらさがっています。ブラ中心に、ショーツもよく見えるよう広げた状態で吊るされているんです。
「自分が身につけるので計ってください」。ミッションが頭をよぎりました。
でもレジは忙しそう。商品整理の女性はいなくなってるし。
貴重な機会のはずなのに、自分から、言い訳をつくってしまいました。
ダメな娘。
しかたなく別な店に向かおうと思った時です。
逃げようとしたわね。美優様の言いつけが守れないの?
美優様とはもう一生お付き合いできなくなるのよ。
戻りなさい。そしてブラとショーツをしっかり手に取ってみなきゃダメ!
いい娘だったらできるはず。そこから全ては始まるから。
ドキドキしながら自分で自分に命じていたのです。
変態ですよね。
りょうじ 2019年12月1日18:32
>美優様
足はついにまたあの棚に向いていました。でも、タグで値段やサイズを目で確認するのが精一杯でした。手はどうしても動かずポケットの中です。
弱気の虫がまたささやきます。買うのは次の機会にしよう。すんごく恥ずかしいTバックはないようだし。それにショーツ600円なんて安すぎ。セクシーで男たちを悩殺する下着はもっと高いはず。
何を言ってる。変態の自分に正直にならないときっと後悔するというささやきが、弱気を押し返します。
恥ずかしい姿を晒したい、という気持ちと、変態がバレて気味悪がられたり、笑われたらどうしようという思いも交錯しました。
いったんは帰りかけましたが、気づくと左手が積んであったカゴの一つを握りしめていたのです。
まずショーツです。刺繍があり、リボン脇にケシ粒ほどのガラス玉をあしらったものが目に入りました。
一番臆病な右手がついに動きました。
急いでそれをカゴに入れると、ショーツを隠すようにセットのブラを裏返しにしてのせました。これなら目立ちません。やっぱり男なんです。
レジは3番目でした。
前の女性は、こんなときに限って領収書を書いてもらい時間がかかっています。なぜアベイルで領収書が必要なんだ!
早くして、と願いながらタグのことを思い出しました。
心臓が鐘を打つとはこのことです。
永遠に思われた時間が過ぎ、ああ、処刑台に引きずり出されるように自分の番が来ました。
よりによってかわいい店員さんです。いやいやしっかり選んだ結果です。
童顔で高校生にしかみえない。
その店員さんはちらりとこちらを見ると、隠すように入れていたショーツを広げたのです。単なる実務的作業のはずなのに、わざとみせびらかすように思えました。
ハンガーを外すとタグの値段を端末で読み取ります。
「タグ、タグ、タグ……」
ミッションが脳のシナプスを駆け回ります。つばをゴクリと飲む音がしました。
(下に続く)
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