これはある女装初心者の実話です。素敵な五月さまと女装娘の美優さまのカップルに拾われた羊(よう)。本格的な女装のために次々課題が与えられます。指定されたハーネスを購入して……。どこまでできたでしょう。羊はもともとはM男です。女装は考えもしなかった。だから、すごく恥ずかしいんですが、お二人へのご報告をみなさんにもお伝えします。これって自ら望んだ公開調教なんです。 拘束用ハーネス、コンビニで受け取りました 五月さま、美優さま ご報告が遅くなって本当に申し訳ありません。 ご
手元にメモがある。遥(はる)さんが、ボクに誤送信したメールの添付ファイルをプリントアウトしたものだ。 いや、わざと送りつけてきたのかもしれない。バイト代3万円がボクに支払われていないのは遥さんもたぶん知ってるはず。遥さんだってお金もらってないかもしれない。 ただ、メールを受け取った後、遥さんや茶木九一郎事務所とは連絡がとれなくなった。 メモを公開したらまずい気もした。けど、あれから半年たっても作品ができたという知らせはない。ないどころか、茶木さんは雲隠れ。許せない!
りょうじ 2019年12月01日18:40 >美優様 「あのー、タグ……」 「あ、はい。外しときますね」 女子高生風店員さんはとても気が利く方でした。 「あ、お願いします」 ショーツとブラを慎重にハンガーから外すとタグを切ってくれます。 「普段使いですか? ギフト包装もできますけど」 「あ。普段です」 「これから自分で身につけます」という言葉は飲み込んでしまいました。 「値札はお持ちになりますか?」 「いえ、けっこうです」 「じゃ、処分しますね
りょうじ 2019年11月27日 >美優様 正直に自分のことを書きますね。 りょうじは女性になりたいという願望はありませんでした。 もちろん女性の下着は持っていません。 ただ、美優様に少しでも近づきたいと思ったんです。 それと、ペニクリに惹かれたのは、美優様の写真を見せていただいてからです。 もちろんペニクリは写っていなかったのですが、素敵な女性!と感じて震えるほどでした。 確か、ペニクリという言葉も美優様に教えていただいたのです。 それもあって、いえい
りょうじがSM婚を知ったのはインターネットだった。 「興味があるようね。りょうじさんのことを信頼して写真を添付しました」 珠代とりょうじはある掲示板で知りあい、何度かメールを交換していた。 計6枚の写真が2回に分けて送られてきた。 まず3枚。 自宅の一部、多分2階の屋根裏か、3階だろう。 手作りらしい木製の監禁小屋だった。 内部が2枚。幅3メートル、奥行き2メートル。入り口は1,5メートルほどで、屋根の傾斜に沿って奥にいくほど低くなっている。大人ならかがん
ライトを浴びた内山沙千佳さんに観客の視線が集まっていた。 白いTシャツにミニスカートで抜群のスタイルだ。おさげでちょっとすねたような笑顔が愛らしい。 へなちょこ女王様のコミカルな演技のせいか、口をとがらせてつんとした表情でも親しみやすさを感じさせる。こどものころお転婆だった近所のあの子に似ている。 -こういう女性の聖水を飲める。 男たちが緊張して息をのむ様子が、沙千佳嬢のリラックスして笑顔をふりまく姿と好対照だった。 いつの間にか客席はびっしり埋まって立ち見客
-M度が上昇するのはきまって仕事がうまくいかなかったり、株で大損したりしたとき。でもそんな苦痛を快楽に転換するメカニズムを内蔵してるってマゾはすごい。 りょうじは確信している。 -あまりに人間的ではないか。だって、苦痛が悦びに変わる。拘束されて勃起する。自らの性欲のおもむくままにすきなことをするだけなのに。セックスと違って子孫繁栄とはおよそ逆方向なのに。うーん、やっぱり人間的ではないか。 マゾであることに悩むことだってある。カミングアウトはなかなかできない。でも
アッコ様が旭川では有名な方だと後になって知りました りょうじは厚手のダッフルコートを着ていたので秋も深まっていました。 金曜の朝、札幌駅のホームに滑り込んできた旭川行き特急「スーパーホワイトアロー」は出張で乗り慣れた列車でした。 でも、この日はいつもとは違うのです。ホームの駅員が指差す仕種が「さあ、始まるよ」という合図のようです。「旭川行き…」。アナウンスに背中を押されて乗り込みました。収容所に向かうりょうじ専用の貨車のようでした。 -乗ったことはアッコ様のご命
那美様のなめらかな下半身がびくんびくんと波打つように動くのを感じます。 あふれる液でりょうじの口は塞がれています。 舌だけがクリの周りにまとわりつき、やわらかな肉を刺激し、けいれんは続きました。 りょうじの頭は太ももでしっかり締め付けられています。 両手で髪をつかまれ股間に押しつけられ身動きもできません。 -ああ、自由を奪われおもちゃとして拘束されている。 「もっと。・・・・もっと。舌を使って」 那美様の息も体も乱れています。 「ずんずんきてる。芯の方か
もっと乱暴にしてほしい。 バトラーやドーランのように。 でもあたしのびらびら小さいから、こいつ、すぐクリがわかった。 もっとうまく舌で転がしてって言ったら別のスイッチが入った。 ああ、声が漏れちゃう。恥ずかしい。あいつらの前ではこんなこと思ったことないのに。 こいつは日本人だから? でもおもちゃなんだよ。こいつ。オナニーの道具。割り切った使用法。 あそこが熱い。波打つように押し寄せてきた。ああ、いい。いけるかも。 来て。舌の先でずんずんついて。自分の唾液
イタリアントマトを出ると、りょうじは那美様の一歩後ろに従いました。 那美様は想像していたよりも長身です。タイトスカートからきれいな脚が伸び、その先にある10センチほどのヒールの黒いパンプスが歩道をコツコツ打つ音が聞こえます。 -あの足で踏まれたい。 もうパンプスに釘付けでした。エナメルの優美な曲線は艶めかしい生き物のようでもあり、逆に行き交う通行人は薄っぺらな絵のパーツにしかすぎませんでした。 リモコンバイブや拘束具が入ったりょうじのスポーツバッグに加えて、那
「奴隷契約書といったってどうせどっかのサイトから持ってきたパクりでしょ。たった1カ月メールをやりとりしただけでお前のこと信じられると思う? 監禁王子のことだってあるし」 ネット上とはいいながら那美様には服従を何度も誓っていましたから意外でした。命じられて写真を10枚以上も送っていたのにです。顔出しだけができていませんでした。 しばらく考えてこんなメールをお返ししました。 「絶対に抵抗できないよう、二人きりになる前に拘束していただけませんか。そうすれば那美様の身の安全