泣き虫ジョッシュと惨劇の館/LAST
【"CRYBABY JOSH" in the slaughter house】【CHAPTER/LAST: MY BUDDY】
《主人公・モノローグ》
死者は何も語らない。生者は語ることを許されない。
それらの背後には、僕らに及びもつかない混沌の世界が息づいている。
記憶は生と死の狭間を宙ぶらりんに揺蕩い、忘却の時を密かに待つばかり。
――そして僕は、何事も無かったかのように日常に引き戻される。
ポケットに入れたままのデリンジャー拳銃は、確かなあの日の”記憶”。
夢などではない、忘れられはしない、語ることのない頽廃の情景。
僕たちはみな戦友だ。あの"惨劇の館"、哀しき”女王”から共に生き延びた。
通販の包み。中には、パックされた2発の.41ショート・リムファイア弾。
僕はデリンジャーに装填する。語られざる悪徳の痛みを、人知れず携える。
―――――01―――――
2名の警官が、ホテルのロビーに突入! 警察用グロック拳銃を構えた!
「そこのお前! 銃を捨て、膝をついて両手を上げろ!」
ジョッシュは数フィートの距離から、銃口を向けられても、怯まない!
「旦那。僕が銃を下げたら、こいつは旦那を撃ち殺す。僕の背中に隠れろ」
「ジョッシュ、無茶だぜ。俺の図体じゃ、お前の身体からはみ出ちまう」
「聞いてるのか貴様! 銃を捨て、膝をついて両手を上げろ! 今すぐ!」
ジョッシュの背後から、男警官と女警官が拳銃を構え、にじり寄る!
「だったら、膝を曲げて隠れるんだよ! 僕を信じてくれ、マックス!」
ジョッシュは肥満男・フェリックスのみを見据えたまま、大声で怒鳴った!
「もう一度だけ言うぞ! 銃を捨て、膝をついて、両手を上げるんだ!」
フェリックスは血走った眼差しで、マックスと警官を交互に見つめた。
「信じろだと……ハァ、冗談だろう? 大の大人が情けねぇが、仕方ねぇ」
マックスは頭を振ると、ジョッシュの背後に回り込み、腰を落とした。
「おいお前、動くなッ! 射線に入るんじゃない、死にたいのか!?」
「離れなさい、これは命令よ! 公務執行妨害で逮捕されたいの!?」
「舐めてんのか? ”泣き虫ジョッシュ”。俺に手前が撃てねぇとでも?」
「撃てるさ。しかし、覚えとけよ。1発でも僕を撃ったら容赦しない!」
ジョッシュは静かに左手を上げ、右手でデリンジャー拳銃を掲げた。
―――――02―――――
「銃をこっちに。さぁ両手を後ろに回して、膝をつくのよ! 早く!」
女警官が右背後から銃口を向けつつ、ジョッシュの拳銃を取り上げた。
「おい、そこのお前! どけと言ってるんだ! これは最終警告だ!」
男警官は手錠を取り出し、マックスを引きずり出そうと片手を伸ばした。
2人の警官はジョッシュたちに集中し、フェリックスから目を離した。
……ジョッシュはただ一人、フェリックスだけを注視していた。
(来るぞ、ジョッシュ。次の瞬間、僕は撃たれるんだ。あぁ、神様……)
ジョッシュは奥歯を噛み締め、拳銃を引き抜くフェリックスと対峙した。
フェリックスは下卑た笑みを浮かべ、歯並びの悪い黄ばんだ歯を覗かせた。
懐から抜き放つは――.45口径、単列弾倉、護身用グロック拳銃!
BLAM! BLAM! BLAM! BLAM! BLAM! BLAM! BLAM!
ジョッシュの上半身、胸部の中心から8インチ円周に、7発全弾命中!
「ギャーヒャヒャヒャッ! 死ねーッ、ジョッシュ、死ねーッ!」
フェリックス哄笑! 舞い散る薬莢! 拳銃は弾切れでホールドオープン!
ジョッシュは仰け反る! 背後にはマックス! 弾は貫通……しない!?
「「「「「ギャーッ!?」」」」」
騒然! フェリックスの取り巻きと、野次馬たちが絶叫!
2人の警官は愕然として硬直! 想定外の表情でフェリックスを見た!
―――――03―――――
(防弾チョッキだぜ、ケツ穴野郎! これで終わらせるもんかッ!)
ジョッシュが噎せ返り、空気を貪った! 肋骨が何本も折れており激痛!
心臓から末梢血管に至るまで激しく脈動! 奥歯を噛み締め、動いた!
呆然とした女警官の手から、奪われたデリンジャー拳銃を奪い返す!
撃鉄は起きたまま! ジョッシュは拳銃を、フェリックスに向けて構えた!
2人の警官は再度驚愕し、ジョッシュに拳銃を構え、手を伸ばした!
デリンジャー拳銃の小さな照準器が揺れ動き、フェリックスの顔面に照準!
ジョッシュの決断的眼光! 相対するフェリックスは、恐怖に震えた!
「やめッ……」「よせェッ!」「やめなさいッ!」
BLAM! 硝煙! フェリックスの右眼上方、頭蓋骨の前端に着弾!
弾頭は皮膚を裂き、頭蓋を抜けず、戦車の被弾経始めいて骨に沿い流れる!
KBAM! フェリックスの頭頂部から射出! 天井の隅に着弾!
「「「「「ギャーッ!?」」」」」
頭皮がモヒカン状に裂け、噴血! 取り巻き2人はしめやかに失禁!
ジョッシュとフェリクスの手から、同時に拳銃がこぼれ落ちた!
「1発でも撃ったら容赦しないとッ! 僕はそう、言ったんだぜッ!」
フェリックスは白目を剥いて失禁! その場に崩れ落ちて即座に失神!
2人の警官がジョッシュをうつ伏せに押し倒し、後ろ手に手錠をかけた!
―――――04―――――
数時間後。ジョッシュは警察署の留置場、相部屋の隅で寝転がっていた。
鉄格子の中の先客は、神経質そうな眼鏡男と、浮浪者じみた初老の男。
「よう坊主。ここは初めてか? ヒヒヒ、とっぽい面しよってからに」
歯の抜けた初老の男が、気さくな顔でジョッシュの肩を叩く。
「あいつは詐欺、ワシゃ窃盗じゃ。ヒヒヒ、お前は何やって捕まった」
「会社で上司を撃ちました。正確に言えば、撃たれて撃ち返したんですが」
ジョッシュの一言で、相部屋の空気がしんと静まり返った。
「それが事実なら正当防衛だろ、どうして捕まる? 俺は詳しいんだ!」
詐欺師らしい眼鏡男は、鼻頭を指で押さえ、神経質にまくしたてる。
「なんじゃあお前さん、興奮して。ヒヒヒ、コッケインが切れたかえ?」
「違う、こいつは”嘘つき”だと言ってるんだ! ”嘘つき”は態度で解る!」
眼鏡男は振り返り、ジョッシュと初老の男に強い剣幕で断言した。
「詐欺師が嘘つきと保証するなら、裏返しで正直者ってことにしませんか」
初老の男と、眼鏡男と顔を見合わせ、ゲラゲラと大笑いした。
「愉快なヤツじゃ、気に入った! ヒヒヒ、こりゃ一本取られたのう!」
初老の男がジョッシュの肩を叩き、眼鏡男が苛立って平手を振った。
「ふざけるな! それはただの言葉遊びだ! 俺が言いたいことはだな!」
……カツン、コツン、カツン、コツン。石床に反響する足音。
―――――05―――――
鉄格子の向こうで、スーツ姿の白髪男が立ち止まった。
「お楽しみ中、失礼するよ。ジョシュア・ゴールドマン……居るかね?」
ジョッシュは初老の男と眼鏡男を見ると、腰を上げて歩み寄った。
「お宅、ゴールドマンさん? 自分はフランケル法律事務所の弁護士でね」
ユダヤ人だ。ジョッシュは事務所の名前を聞いて、直ぐに理解した。
「NJUの系列か? うちの一族は、ユダヤロビーなんか金輪際お断りだ!」
白髪男は胡散臭さを隠そうともせず、肩を竦めて不敵にほくそ笑んだ。
「シオニズムならうちもお断りさ。おかげで万年クソみたいな仕事ばかり」
男は懐から三つ折りの書面を取り出すと、鉄格子越しに開いて見せた。
『ReFインターナショナル 登録弁護士 アーサー・フランケル』
「ユダヤ人同士の内輪揉めかえ? ヒヒヒ、こりゃ見物だ!」
「理解できない。NJUだろうが何だろうが、縋れる藁には縋るべきだ!」
「未届け銃の不法所持、携帯……および発砲。殺人未遂も。役満だな」
「だからどうした。僕の人生がどうなろうと、あんたには関係ないだろ!」
ジョッシュが投げやりに言うと、アーサーは口角を上げ、髭を撫ぜた。
「確かに。だが雇い主はそうは思わなかった。だから自分がここに居る」
アーサーは書面をめくると、『就労契約書』をジョッシュに見せた。
「取引の時間だ。自分なら君を無罪放免にしてやれるが……どうする?」
―――――06―――――
監視カメラと目撃者の証言。フェリックスの素行の悪さ。偶然拾った銃。
些か趣向を凝らした法廷闘争により、ジョッシュは無罪放免を勝ち取った。
警察署から釈放されたジョッシュに、エライザが涙ぐんで駆け寄った。
「ジョッシュ! 本当にあんたって息子は、母さんを心配させてばかり!」
母親を抱きとめるジョッシュに、アーサー弁護士が飄々と歩み寄る。
「代金はReFのつけ払いだ……自分を安売りしない主義でね。幸運を祈る」
アーサーが奥ゆかしく雑踏に消える陰から、マックスが歩み出た。
「警察署でこってり絞られたぜ。お前に助けられたのは、それでお相子だ」
やっと母親から解放されたジョッシュを、今度はナレクが固く抱擁した。
「ジョッシュ! お前本当の男だぜ! 俺は最初から分かってたけどな!」
「母さん、フランケルさん、マックス、ナレク……みんな、ありがとう!」
「オーライ、釈放のお祝いパーティーだ! ジョッシュ、お前が奢れよ!」
喜びを分かち合う一同の眼前、車道の路肩に滑り込む、黒塗りのセダン。
シボレー・インパラのドアが開け放たれ、男女がしめやかに降り立つ。
現れたのは、軍用コートにベレー帽の女と、白スーツにワニ革靴の黒人男。
「もはや何も言うまい、ジョシュア・ゴールドマン。君自身の選択だ」
「フン。まさかこれほど早く、お前に再開する羽目になるとはね」
2人がジョッシュらの眼前に立つと、言い知れない威圧感が張り詰めた。
―――――07―――――
コートの女は、顰め面で一同を見渡すと、マックスに鋭い眼差しを向けた。
「余計な添え物がついてるね、面白くない。記者の旦那の差し金かい?」
「買い被り過ぎだぜ、姐さん。俺はただの、酔っ払いのインディアンさ」
「もう一度だけ言っておくよ、一般人。余計な詮索は死を招く、とね」
「何だとクソ売女! いつかその澄まし顔、ヒイヒイ言わせてやるぜ!」
ナレクはジョッシュの肩に手を回し、女に中指を突き立てる!
「こら、駄目じゃない! そんな悪ぶった振る舞いは許しませんよ!」
はち切れそうに緊迫した空気を崩したのは……ジョッシュの母、エライザ!
「リンデマンさんも、フリードマンさんも、息子を助けてくれたのよ!」
「無礼をお許しください、お二方! 何から何までお世話になりました!」
エライザの平身低頭の礼に、黒人男が笑顔と共に片手を振った。
「いやいや、困った時はお互い様! 全ては主の導きの賜物ですよ!」
コートの女は欠伸をこぼすと、ジョッシュに歩み寄って肩を掴む。
「もういいだろう。感動の再会は柄じゃなくてね。車に乗りな、新入り」
頷いて車に向かうジョッシュを、マックスの声が呼び止めた。
「それよりジョッシュ! お前がまだ”あの拳銃”を持ってたとはな!」
「おかげで僕たち、助かっただろう! ”女王”と悪運に感謝さ!」
振り返って手を振るジョッシュに、マックスは肩を竦めて頭を振った。
―――――08―――――
漆黒のインパラが3人の男女を呑み込み、しめやかに走り出した。
運転席に黒人男。助手席にコートの女。後部座席にはジョッシュ。
「それで、僕のようなモヤシ男をリクルートして、どうするんですか?」
「心配するな! 身体は鍛えれば何とかなる、時間はたっぷりあるぞ!」
黒人男が快活に笑い飛ばし、アクセルをグンと踏み込んだ。
「余り悠長なことは言ってられないがね。うちは万年人員不足なのさ」
「ところで名前……姐さんは確か、クラウディア・リンデマンさん?」
「守秘義務誓約書に書いていたか。フン、嫌に物覚えの良いヤツだね」
「お褒めの言葉、光栄です。旦那は確か、フリードマンさん……でしたか」
「覚えてくれてどうも。デクスター・フリードマン、デクスと呼んでくれ」
「お前もつくづく運の無いヤツだね。あたしたちは、組織の”はぐれ者”さ」
「”はぐれ者”? てっきり、軍隊みたいな一枚岩の組織と思ってましたが」
「フン。どこの国の軍隊だって、蓋を開けてみれば一枚岩には程遠いがね」
「あぁ、こいつは東ドイツ出身でな。祖父はSS、親父は国家人民軍で……」
クラウの肘鉄がデクスの肩を打ち、言葉を遮った。
「馬鹿、喋り過ぎなんだよ。まだ信用できるかどうかも分からん男に!」
「ワーオ、凄いな……”栄えある軍人一家”……僕の家と同じだ」
表情を苦み走らせるジョッシュを、クラウがミラー越しに一瞥した。
―――――09―――――
車はシカゴ市内を向け、南東方向に駆け抜けていく。
「ところで、僕たちはどこに向かっているんですか?」
「拠点の1つがボルチモアにある。だが、その前にちょっと寄り道だ!」
「フン。どうせならニューヨークに行きたかった、って面だね」
「い、田舎者扱いしないでください! シカゴだって大都市なんだ!」
車窓を横目に見ると、イリノイーインディアナ州境が通り過ぎて行った。
州都・インディアナポリス郊外。住宅街の一角で、車が路肩に停まる。
「どうしたんです? こんな住宅街のど真ん中で」
「まぁ、ちょっとな。悪いが、中で待っていてくれないか」
「全く、今日は忙しいよ。1日に2人もエスコートしなきゃならんとはね」
吐き捨てるようにクラウが言うと、デクスと共に車から降り立つ。
(2人だって? 僕の他にまだ、組織に入りたいヤツが居るってのか?)
車内に放置されて十数分。ジョッシュは無意識に、空の指を口元に当てた。
手持ち無沙汰にブラックベリーを取り出すと、Twitterを立ち上げる。
新着ツイート。ナレクの投稿写真に、ジョッシュは目を剥いた。
『シカゴ名物、厚焼きピザ! 友人たちと一緒だぜ! イエーイ!』
地元のピザ屋で、母親とナレク、マックスが楽しそうにピザを食べている!
「母さん、何やってんの! みんなして、仲良くピザなんか食べて!」
―――――10―――――
『楽しそうだね! 僕もそっちに行きたいよ。インディアナのどこかより』
ジョッシュは憤慨してツイート送信! 苛立たしく貧乏ゆすりを始める。
「クソッ、嫌なもの見ちゃったよ! 2人とも早く帰ってこないかな!」
間を置かずに、ナレクの返信が、ご丁寧に写真を添えてPOPした。
『今、母親からお前の昔話を聞いてるぜ! マックスが馬鹿笑い!』
ナレクは髭を振り乱して煽り笑い! ジョッシュの笑顔が引き攣る!
ジョッシュはブラックベリーを懐に収め、車窓の向こうを見遣った。
クラウとデクスが、何者かと連れ立って歩き、車に戻ってくる。
ジョッシュはその姿に目を凝らし……やがて、表情を驚きに凍りつかせた。
暗闇で突きつけられた銃口。閃く銀色のリボルバー。そして発砲。
記憶に焼きつけられた光景が、次々とジョッシュの脳裏に浮かび上がった。
今一人のニュービー、それは……名も知らぬ、”赤毛の女”!
ガチャリ。インパラのドアが開かれ、クラウが後部座席を顎で示した。
「何だいジョッシュ、そのボケたツラは。奥に詰めるんだよ、早く!」
赤毛の女はあばた顔の三白眼で、冷ややかにジョッシュを見据えた。
ジョッシュは気の利いたセリフの一つも言えず、無言で席の奥に退く。
女は無表情でシートに腰かけると、ジョッシュから視線を逸らした。
クラウとデクスも車に乗り込むと、何事も無かったように車は走り出す。
―――――11―――――
無言の車内。カーラジオから流れるジャズを、デクスが鼻歌でなぞる。
チェット・ベイカーの『ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング』。
ジョッシュは宇宙ネコめいた疑問の表情で、シートの右端にもたれていた。
「しみったれた曲だねぇ! チャンネルを変えな、耳に黴が生えそうだ!」
クラウの欠伸交じりの一言に、デクスが抗議めいて大手を振った。
「いい曲じゃないか! チェットの魅力が解らんとは、信じられん!」
「何だか、お葬式で流れる曲みたい。死んだ誰かを思い出すみたいに……」
赤毛の女が唐突に呟き、ジョッシュがはたと視線を向ける。
「……ごめんなさい、何でもないわ。忘れて」
ジョッシュが口を開き、何事か言うべきセリフを探した。
「私、謝らないわ。あんたを撃ったこと。あの状況が私にそうさせたのよ」
強気な口調に反して、弁解めいた言葉にジョッシュは閉口する。
「なら、僕が君をぶったのも、お互い様ってことで許してくれるかな」
ジョッシュの皮肉に、赤毛の女は射るような眼差しで彼を睨み据える。
「お前たち、顔を合わせていきなり喧嘩か!? 先が思いやられるぞ!」
意味深な言い回し。ジョッシュは理解が追い付かず、デクスを一瞥した。
赤毛の女は咳払いすると、ぶっきらぼうに右手を差し出した。
「アシュリン・ギャラガーよ。以後よろしく……相棒(MY BUDDY)」
【"CRYBABY JOSH" in the slaughter house】
【CHAPTER/09: MY BUDDY】
【THE END …… SEE YOU NEXT TIME!】
※おことわり※
この物語はフィクションであり、実在する地名、人名、商品名及び出来事、その他の一切は、実際のものとは関係がありません。
From: slaughtercult
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SEE YOU NEXT TIME!
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