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ビジネス変革において必要不可欠な「Intelligent Products」とは?

今を生きる私たちは、日々増えるニーズや欲求に合わせて、パーソナライズされ、効率的で、利便性が良いプロダクト/サービス体験を求めています。そんな期待に応えるべく(そし収益向上に向けて)、DXや新規事業の旗のもとで知恵を絞る日々かと思います。これは、B2C・B2B・C2Cなどいずれのシーンでも同様です。
Slalom Buildでは、そのようなニーズや欲求に応えつつ、ビジネス変革につながるプロダクト/サービスを総称して「Intelligent Products」と呼んでいます。少しアカデミック的な雰囲気で定義すると以下です。

Intelligent Products:
より強力且つ有意義に、パフォーマンスの高い製品/サービスを長期的&大規模に継続的に生み出すために、連携・統合された機能エコシステム
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"Intelligent products offer an ecosystem 
of integrated capabilities working together to continuously create more powerful, meaningful, and performant products over time and at scale."

※注:Slalom Buildが「Intelligent Products」というSaaSパッケージ製品を開発・販売している訳ではなく、上記の期待に応える固有にカスタマイズされたプロダクト/サービスの総称です。

本記事の趣旨は以下です。

  • Intelligent Productsは各社のビジネス変革において必要不可欠。

  • Intelligent Products開発においては、アジャイル思考 / プロダクトオーナー思考 / Co-Work思考が非常に大事。

  • Slalomは戦略からIntelligent Products開発まで対応可能。


今やIntelligent Productsはスタンダード

旧来からのProductsとの違いを比較整理すると以下です。

分かりやすい巷の例を挙げると以下です。

Intelligent Products

上記を見ると日常の中で意識・無意識的にお世話になっている内容ばかりですね。このIntelligent Productsの基礎となるのが、AI(人工知能)x ML(Machine Learning/機械学習)x 自動化の3点セットです。それを踏まえ、Intelligent Productsを成功に導く要素は大きく4つ(全16項)あると、Slalom Buildでは考えています。

Intelligent Productsを成功に導く要素

Intelligent Products

Technology

  1. クラウドネイティブ
    インテリジェントなエコシステムに適した、無限に拡張可能で強力なクラウドネイティブ・ソリューションは必須です。

  2. 自動化&セキュリティ
    自動化戦略は、CI/CDツール、インフラ、Quality Engineering、セキュリティ、NIST SP800-171、CISコントロール、IR 8259Aなどの業界コンプライアンスを含む必要があります。

  3. 未来を見据えたアーキテクチャ
    技術的なアーキテクチャは、プロダクトビジョンを定義し、実装計画だけでなく、拡張性、保守性、信頼性など、将来的な懸念事項を含む必要があります。

  4. IoT (Internet of Things)
    多数のセンサーや入力から収集されたデータは、IoTデバイスなどでデータを解釈し、リアルタイムにML結果を管理・集計する機能を提供します。

Intelligence

  1. 継続的な質の高いデータ収集
    データが完全であればあるほどアルゴリズムはパターンを発見し、パフォーマンスを最大化できる可能性が高まります。収集は継続的に行い、最新のデータを取り込んでいくことが大切です。

  2. クラウドデータ構造
    データは構造化され、検証され、最新のクラウドデータプラットフォームを使用して簡単にアクセスできる必要があり、データアーキテクチャのベストプラクティスを実装している必要があります。

  3. ユーザーアノテーション
    綿密に計画されたデータアノテーション戦略が鍵となります。多くのアルゴリズムは手動または半自動でアノテーションを行う必要がありますが、クラウドソーシングは実世界のエッジケースに対応したアルゴリズムのトレーニングに役立ちます。

  4. ROBUST MLOPSパターン
    ROBUST MLOPSパターンは、手作業によるミスを減らし、再現性を高め、製品化を劇的に早めるとともに、技術的なオーバーヘッドや手戻りを低減します。

Experiences

  1. 人にフォーカスする
    開発チームのエンジニアやデータサイエンティストから、目標を伝えるビジネスリーダーに至るまで全ての人が同じ視座を持ちアラインする必要があります。

  2. 反復的なインサイト
    プロセスの各ステップで必要なインサイトを理解することで、繰り返し、継続的に改良し、より早く価値を見出す必要があります。

  3. 見える化
    視覚的なツールを導入して、ビジネスや開発のフォーカス対象を絞り込むことで、プロダクトの高度化に向けて解像度を上げます。

  4. 価値の分解
    価値を様々な要素に分解し、対象となる多くのユーザーニーズを満たすことで、各々が利便性がよく、好ましいと感じるレベルにまで高度化していく必要があります。

Operations

  1. 継続的なプロダクトライフサイクル
    ビジネス目標の定義、問題の設定、データの収集と変換、実験の実行、モデルの検証、パイプラインの開発、導入、そして新鮮なインサイトに基づく継続的に行っていく必要があります。

  2. モダン・プロダクト・マインドセット
    効果的かつ大規模に構築、維持、運用するには、さまざまな分野にまたがる最新のプロダクトマインドセットを活用することが重要です。このマインドセットを最新のMLOpsアプローチと組み合わせることが、インテリジェンス分野で継続的に成功するために必要です。

  3. サイロの解消
    組織の縦割りという障壁を無くし、結束力が強く、創造的で、機敏なプロダクト開発チームを組成する事は成否に関わります。このチームは組織横断的に活動することが期待されます。

  4. 広範なビジネスとの連携
    人々のニーズとビジネス目標が進化するにつれ、その期待に応えるべくIntelligent Productの高度化もスピードと品質を伴って変化が期待されます。それを実行できるチーム体制と、社内外へ応用できる柔軟性が求められます。

上記は「言うは易し」です。Intelligent Productsは今やスタンダードと表現しつつも、実際にこれだけを整備・実行出来ている企業は多くないと想像します。特に最後のOperationsが実は一番のハードルなのかと、Slalom Buildで色々な企業の方と日々接する中で思うところです。なぜなら自分達がプロダクトオーナーになる覚悟を持ち、アジャイルマインドで泥臭く実行した経験が少ないからです。「お金を出すので、作ってください。イノベーションを売ってください。」のマインドではないのです。
仮に「既にアジャイルでやってます、Scrum MasterのCertificateを持った人が複数名います」等の場合でも、品質戦略やセキュリティ戦略までを見通した自動化が欠如しているケース、そして、短期的なP/LやLOB側からの要求でOperationsが上手く回っていないケースを散見します。旧来からのWaterfall的な考え方と働き方、発注側/受託側の主従関係、サイロ化などを乗り越えて、経営と現場の両方においてマインドチェンジが求められるところです。

Work With スタイルによるプロダクトライフサイクル

そのようなマインドチェンジが求められる中で、Slalom Buildの提供価値の1つは「Work With」スタイルです。上記のように全部で16項も考慮しながら、戦略〜構築、そして継続的なスケールを目指すIntelligent Productsでは、アジャイル・共創のマインドセットや働き方は大事になります。
Slalom Buildでは、過去10余年の経験から考案したプロダクト開発手法「Product Enginerring Methodology(PEM)」フレームワークに沿って、以下のような流れでお客様チームと一緒に開発していきます。そして、お客様チームの体制をサポートし、Side by Sideで一緒に行うことでスキルセットを向上させ、可能な箇所から徐々にトレーニング〜引き継ぎを行い、自走して頂く流れです。

Intelligent Product

ビジネス変革を狙うIntelligent Product作り、そしてアジャイルトランスフォーメーションを目指す方で、もう少しお話を聞いてみたいな!と思って頂ける方からのご連絡(sale-jp@slalom.com)お待ちしております!

お客様事例:JRCS

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