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信州大学2年次編入のためにできること

こんにちは。今回は、信州大学経法学部総合法律学科の2年次編入を受験される人向けに、対策としてやるべきことをまとめました。

構成としてはまず、信州大学2年次編入の基本情報について説明。その後、試験までに用意すべきことをまとめます。興味のある方は参考にして下さい。また正式な出願資格については募集要項に記載がありますので、よく読み込んでください。

1.基本説明
①大学2年次編入です。大学1年修了見込みの方であれば、対象になります。
②どこぞの大学のように、出願時にX単位を取得している者ではなく、X単位取得見込みの者なので、単位数は障害にならないはず。
③選考方法は、(1)面接と(2)書類審査のみ。
④試験日は、平成30年11月18日
⑤出願期間は、平成30年11月1〜7日(17時までに願書必着)
⑥平成30年度の試験結果は、募集人数10人、受験者35人、合格者2人

以上を踏まえて、対策として何ができるかまとめます。

2、対策
面接対策のみ
大学の考えはこんな感じです。「大学1年生の教養なんて、団栗の背比べだ。論述形式の筆記試験をしても差はできない」
それならば、実際に話してみて
「2年次編入の趣旨に合致して、勉強熱心な子を編入させてあげよう」
です。

そして、面接のために最低限用意すべきことは1つ。
自己申告書
この書類は、学生が大学に提出し、面接の方向性を決定づける唯一のモノ。正直に申し上げますと、この書類を提出した時点で合否、特に「否」が確定している方が受験者の大半を占めます。

この書類に、大学はこんなことを書いています。
「あなたがいままでに力を入れて行ってきた学習,課外活動,社会活動等(社会人の場合,仕事や実績)を通して,あなたが果たした役割や得たことについて,自由に記載してください。」

この文面を分かり易く書き直すと
「あなたが過去に行ってきた活動から、何を学び、何を感じて人格や思考が形成され、この大学の2年次編入によって達成される目標を持つに至ったのかを書きなさい」となります。

自己申告書に記載すべき情報
①過去の実体験。課外活動や学習など、アドミッションポリシーに沿う活動であれば何でも問題ありません。ちなみに、アドミッションポリシーに沿う活動とは、活動内容から大学が求める学生像を連想できるということ。
「ニュースで社会問題に関心持った」→「自分なりに原因調べてみた」的なのです。
②関心のある分野が「大学で学べる専門分野」によって分析、または改善することができると考える根拠
「調べてみた結果、問題の根本的な課題がXだと考えた」→「貴学で学べる講義のYと関係性がある。身に着けた知識を利用して、Xを研究したい」等

①②をまとめますと、「自分は過去にAという活動をして、Bという考えをもちました。貴学で学べるCという学問は、私が抱えているDという問題(A+Bによって生まれた)を分析する上で、有効な手段だと考えています。貴学を志望します」が大まかな志望動機となります。
志望動機作成にあたっては、全ての主張に対して理由/根拠を用意してください。根拠は、あなたの身の回りで起きた事実+それに対するあなたの所感で構成されています。Aという活動をした理由。Bという考えを持った理由。Cという学問がDに対して、有効だと考える理由を深く考える必要があります。

その他、面接までに用意しておくべき、質問への回答
①なぜ信州大学?
大学に関しては、特別な理由がなければ長野に住みたいからとかでいいです。確かに教授の研究内容から、信州大学にしか当てはまらない理由を探すことはできます。しかし、ネットからその情報を掘り当てたとしても、今度は、その研究分野を勉強したいっていう、あなたのバックグラウンドを作り上げないといけません。教授の研究分野を理解して、完璧に騙し通せる自信がないならおすすめしません。
②なぜ2年次編入?
2年次編入の理由に関しては「教養科目にも興味はあるが、それよりも法律関係の授業に時間を使いたいから」的なニュアンスが現実的だと思います。理由は、2年次ってタイミングが絶妙だから(笑)3年次ほど本格的に専門科目がメインになる訳ではない。しかし大学1年から始めるよりは、教養科目の履修は少なくなる。そんな感じのポジションなので、上述の理由が2年次編入試験の趣旨に合致します。

その他、試験当日までに毎日行うこと。
新聞を毎日読む。
志望動機に使用する社会問題以外も、把握してください。そして可能であれば、その問題に対する個人的な意見を持つべきです。過去1年分くらいの新聞にざっと目を通してもいいかもしれません。(ざっとで問題ありません)

試験に対する見解
私の見解として、信州大学2年次編入は求められるレベルはそれほど高くないと考えております。確かに10人の定員に対して合格者が2人。これは大学側の「欲しい人が来ない限り合格は出さない」という明確な意思表示です。
しかし、2年次編入ですので専門分野に対する細かな知識が求められないこともまた事実。募集要項に記載されている「求める学生像」に(1)意欲を持った人(2)チャレンジ精神を持った人(3)資質を持つ人(4)姿勢を備えた人
という「現段階での不完全性を許容する表現が含まれていること」がその根拠です。上述の志望動機を完成させ、毎日新聞を読んでいれば、合格の可能性は十分にあると思われます。最後まで諦めずに頑張りましょう。

以上が信州大学2年次編入のためにできることとなります。
また、編入試験についての基本情報を知りたいという方は、私が過去に作成した「編入合格の証明責任」がおすすめです。有料ですが、読む価値はあると思います。ご検討よろしくお願いします。

長々と最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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